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初恋  作者: rein
第1章〜高校1年生〜
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6話「自分の気持ち」

私は家に帰ってからもずっと考え続けた。

考えていることはただ1つ。


優大に告白するかしないか


したい気持ちはあった。だけど、友達の美鈴も優大のことが好き。それに私は自分の気持ちを美鈴に話していない。

私は悩んだ挙句告白するのをやめた。


告白するのはやめたけど、好きなのをやめたわけではない

今は告白しない。ただそれだけ。


ピロン~♪

誰だろう?そう思って見てみると…


『今日の部活いつもより楽しくなさそうだったな』

優大からだった。


『そうかな?いつも通りだと思うけど?』


『いや、絶対違うな。』


『何でそう思うの?』


『だって笑ってなかった』


優大は、いつもと違う私に気付いていたのだ。

凄いな…私は自分のことで精一杯だったのに。


『まぁ、本当は美鈴から聞いたんだけどな』


その瞬間悲しくなった。美鈴から聞いたというのに悲しくなったのもある。だけどそれよりも、優大が美鈴のことを下の名前で呼んでいることだった。


どうして?私は苗字で呼ばれてるのに…

私は思い切って聞いてみた


『優大、美鈴のこと下の名前で呼んでるんだね』


『あー、親同士が仲いいんだよ。それで』


『あ、そうなんだ。』


少し安心した。何故かは分からないけど。


何となく美鈴のLI〇Eの一言が気になった。

見てみるとやっぱり一言は変わっていた


【幼なじみっていいな】


優大のことだろうな。と私は思った。

幼馴染か…何かいいな…。

私は何となく美鈴にLI〇Eを送った


『幼馴染って優大のこと?』


『え?うん。そうだよ。』


『やっぱりね』


やっぱりそうか…私美鈴のこと探りすぎでしょ…w

1人で笑っていた。他から見たら変な人だろう


『怜奈はさ、優大のこと好きなん?』


いきなりそう言われてびっくりした。


『え?いや、そんなことないよ』

私はこの気持ちを美鈴に知られたくなかった。

言わなきゃって思ってるのに。


『そうなん?てっきり好きなんやと思ってた』


ここで言っても良かったかもしれない。だけど言ってこの関係が変わってしまうのが怖かった。


そんなことから私は逃げ出したのだ。

最低だな…。私はそう呟いた。

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