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初恋  作者: rein
第3章〜高校3年生〜
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57話「この先」

部活も引退し、落ち着いた頃。


放課後生徒会室に呼び出された。


「今から資料持ってくるしちょっと待っとって」


まだ全員集まっていないため先生は資料を取りに職員室へ向かった。


今ここにいるのは私と優大と中野だけ。


2人は進路について話していた。


「あこの大学いいとこやよな」


「遠いけどあこ良さそうねんてなー」


あこってどこだろ?金沢とかかな?


そう思っていると、


「筆箱忘った。ちょっと取ってくるわ」


そう言って中野が出ていった。


二人きりになったのでさっきのことを聞いてみた。


「ねぇ、さっき話してた大学ってどこなん?」


「あー、あれ?大阪」


大阪…?


「大阪の大学行くん?」


「そこが1番いいかなって思って」


卒業したら離れ離れになっちゃうんだ…


私がそう落ち込んでいると


「まだ候補は色々あるんやぞ、福井とか富山とか。私立は石川の大学受けるつもりやし」


「優大がどこ行っても私は応援するよ?」


焦って色々言っている優大を見ると何だか可哀想になった。


「でも1番は大阪やから…一応そこに向かって進んでくつもり」


「そっか」


「怜奈は?就職先もう決まったん?」


「候補は絞ったよ。夏休みに見学行って決めるつもりやけど1番は星田製菓かな」


「旅行土産作っとるところけ?」


「うん、そう。その工場ね、兵庫県にもあるんやよ」


「でもお前こんやろ?」


「多分ね」


もし兵庫県の工場に決まったとしても、優大が大学に行っている間は近い。けど卒業したら石川に戻ってくるから、私は石川で待ちたい。そう思って


「石川の工場に勤務したいって思ってる」


「そうか、頑張れ」


話し終えたところで続々と皆が集まりだし、そしてミーティングを始めた。

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