表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初恋  作者: rein
第2章〜高校2年生〜
PR
39/98

38話「年越し」

今日で1年が終わる。明日からまた新しい年になる。

今年は本当に色々あった。


「今年優大と年越さんのか?」


「何も連絡ないし、今どこにおるか分からんし。もしかしたら還っとるかもしれんやん?」


お母さんにどうするのか聞かれた。

私は特にすることもなかった。本当なら今頃

私もお父さんの実家に還っているはずだったのだが、急に仕事が入ってしまい明後日還ることになった。



それから私は携帯を触ったり本を読んだり、暇つぶし出来ることを探しながら過ごした。


気づいたらもう夕方になっていた。

今年最後の日なのに何もすることなく終わるなんて…

そう思っていた。



pm7:00頃


~♪


着信だ。

画面表示は優大となっていた。


『もしもし?どうしたん?』


『あと5時間で今年終わるなって思って』


『もしかして優大今外おる?』


『おう。何で分かったん?』


『車通る音とか聞こえるから』


私はどうして外にいるのか不思議だった。


『今暇?』


『暇じゃなかったら電話してないよ』


『これからも暇?』


…ん?私はどういう意味なのか分からなかった。

これから暇ってどういうことだろう…?


『まぁ、これからすることもないし、暇だけど。どうして?』


『外見てみ』


私はそう言われ自分の部屋から外を見た。


私は見た瞬間泣いた。

いるはずのない優大がいたのだ。


『何でいるの』


『会いたくなっちゃって。今から初詣行かん?』


『行く!ちょっと待ってて!』


私は電話を切り急いで支度し外に出た


「お母さん初詣行ってくるね!」


ガチャッ


「優大!」


私はそう言って優大に飛びついた。

会えるなんて思っていなかった。私も会いたいと

思っていた。


「おー、びっくりしたw」


「会えるなんて思ってなかった」


「最後の日ぐらいお前と過ごしたいなって思ってさ」


「でも、連絡なしに来てもしいなかったらどうしてたの」


「賭けてみた。やっぱもし会えるならサプライズとして会いに来たいやん。言ったらおもんないし、もし言ってお前おらんだら絶対お前謝り続けると思うし」


「本当は今日還っとる予定やったんやけど急にお父さん仕事入っちゃって。でもそれでよかったかも」


「お父さんのお陰やなw」


私達は歩いて近くにある神社へ向かった。

神社に着くとそこには結構人がいた。


「やっぱ人多いな。」


「だってここ縁結びの神様おるって言われとるし」


周りはカップルが多かった。


優大を見ると少し照れていた。


「何で照れてるのw」


「いや、だってお前急いで出てきたくせに俺があげたネックレス着けとれんもん」


「次優大と会うときは絶対着けるって決めてたから」


「自分があげたもの着けてくれとるのってこんなに嬉しいんやな」


「そうだね」


私は言わなかったけど、優大も私があげたセーターをちゃんと着てくれていた。


「あと3分で今年も終わるな」


「早かったね」


そして今年の終わりを告げるカウントダウンが始まった。


3・2・1!

その時優大が耳元で囁いた。


「え?ごめん。聞こえなかった」


「いや、大丈夫。そんな大したことないから」


「今年もよろしくな」


「こちらこそ。色々迷惑かけるかもしれないけど、よろしくね」



それから私達は帰った。ちゃんと手を繋いで





カウントダウンの時本当は聞こえていた。

「怜奈、今までありがと。好きやぞ」って


うちも大好きだよ。

「これからもよろしくね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ