14話「宿泊-1日目①」
1日目の試合が終わり私たちは宿泊施設に向かった。着いて、部屋割りを決める。
「人数少なめの方がいいかな?」
「三人部屋とかあればいいのにね」
そう話していると桃華が
「4人部屋2つと5人部屋1つと3人部屋1つ!」
そう言われた瞬間梓がダッシュで取りにいった
「取ってきたよ!!」
「ダッシュして取りに行ったやんw」
「取られるかと思って行ったけど皆4人部屋とかの取り合いしてた。」
普通は大人数の部屋を取るのが当たり前。だけど私たちは今はこの3人とても仲良かった。だから3人部屋がいいね。と話していたのだ。
鍵を貰い自分たちの部屋を探した。
3階に上がりようやく見つけた。
「隣誰だろうね?」
「先生以外なら誰でもいいや〜」
そう話しながらとりあえず部屋に入った。
3人部屋なのに思ってた以上に広かった
「3人部屋なのにこんなに広くていいのかな?」
「何か得した気分だよねw」
~♪誰かの携帯がなった
「え?誰の?怜奈じゃない?」
美鈴がそう言ったので携帯を見てみた。
「あ、本当だ。ちょっと出てくるね」
「いってらっしゃーい」
私は廊下に出て電話に出た。
電話をかけてきたのは同じ部活の優真先輩だった。
『もしもし?どうしたんですか?』
『悪い、そこに32号室ってない?』
『えーっと。ありますよ。3階です』
『サンキューそんだけだわ。』
『はい。じゃ』
先輩達の部屋は私たちの隣の部屋だった。
男子の部屋は3部屋みたいだった。
廊下の窓を開けて涼んでいると男子たちが来た。
「さっきはありがとな」
「いえいえ」
そう先輩と話していると優大が来た。
「何話してるん?」
「いや、さっき部屋番号聞いたら3階にあるって教えてくれてさ」
「そういうことか。神崎がここにいるってことはお前も3階なん?」
「うん、そうだよ。優大どこの部屋?」
「俺優真さんと一緒。32。お前は?」
「うちはその隣の33。33から女子の部屋。多分1番奥の部屋が先生の部屋やと思う。」
「じゃあ少しぐらい騒いでも問題ないなw」
そう会話を交わし私たちは部屋に戻った。
「右隣の部屋男子だった」
「そうなん?誰おるん?」
「誰かまでは分からんけど入ってくのは見えた」
「そうなんやー」
美鈴に誰がいるのか聞かれて言おうと思った。
だけど優大が隣の部屋にいるというのはあまり言いたくなかった。
コンコン
部屋の戸が叩かれたので私は開けに行った
「今からご飯やし、2回の大広間まで来て〜」
と、咲先輩が呼びに来た。
「二人共行こ?ご飯だって。」
「やったー。お腹ペコペコだったんだよね」
私たちは下に降り、順に座り皆が来るのを待った
「それじゃあ、皆揃ったところで、蓮。お願い」
「え?俺なん?まぁ、いいか。それじゃあ大会1日目お疲れ様でした!いただきます!」
「いただきます」
楽しい食事が始まった。しかし食事のあと、
私の体調が悪くなった。