小説家になろうとの出会い。
小学校の時も、中学校の時も、高校の時も、専門学校のときも本を読むことを避け、漫画ですら読むのが辛いのに小説なんか絶対に読まない、読むわけがないと固い意志でいた自分が小説を書いてみようとトチ狂った行動に出ることになったのは、30代前半の頃であった。
もうおっさんである、1時間パソコンで文章を作成しているだけで眼精疲労と肩こりで翌日酷い目に遭う三十路である。
今この文章を書き上げている間にも、磁石のネックレスを掛けながら、効くのかわからないビタミンBとガンマ-オリザノールだかの有効成分が入っているサプリを飲みながら頑張っている。
目薬も、1500円もする目の疲れに効くという成分が最大容量入っているとかいう謳い文句のやつを手放せないでいる。
ある日のことである、MMORPG好きで黙々とソロで(ネトゲでもボッチ)狩をする自分の目に、それを題材にしたアニメが放送されることを知った、ソードアート・オンラインとログ・ホライズンである。
自室にテレビが無く、テレビアニメというものを暫く見ることがなかった自分が久々にアニメを視聴することになった。
当然かなりハマった、とくにログ・ホライズンはメチャクチャ面白かった。
といっても、1期までしか見ることが出来ず、2期は未視聴なのだが。
その物語の原作が、ネット投稿小説であることを知り、このサイトに辿り着いたわけだが、適当にページを開いて見てみれば、案外自分でも何とか書けるんじゃないだろうか、と思ってしまったのだ。
※注釈をいれると、その時見た小説の文章を見下したわけじゃないです、このサイトのデザインが、自分には使いやすそうに見えたという話です。
暫くして、他の小説投稿サイトもあることを知ったが、どれも使いづらかった。
小説家になろうの回し者ではないが、本当にこのサイトは文字が書きやすい! 使いやすい! 投稿しやすい!
先程の読書感想文の話ではないが、原稿用紙400字を埋めるのに何週間もかけてしまう自分がこれほど長い話をだらだらと続けてかけているのがそれを証明している。
「だったら、自分にも小説かけてしまうんじゃないか?」という魔力が、きっとこのサイトにはあるのだと思う。
ストーリーの下地はあった、過去にRPGツクールというRPGゲームをつくるゲームが好きで遊んでいて、そのシナリオを使おうと、設定もある程度当時のノートが自作の攻略本と共に残っている。
流行りの異世界転生は、とりあえずログ・ホライズンしか見てないからよくわからないけど、だいたいノリでこういう感じでやっていけば~という風に、けっこうあれよこれよとイメージが膨らんできて、楽しくなってきたのである。
多分、似たような感覚で書き始めた人も居たんじゃないかなと思うがどうだろう。