刻戦空ヴェスダイデルト~旋律のフォーリュマ~ 純魔道系譜扁
ゲペルゼウス戦線から2年の月日が経ち、国民達には笑顔が戻り始めていた。
ゲペルゼウス前線の際に起きたグライムガーベルファウストの暴走を止めたアウモデウス・ファンクラスオは神賢臣メルディヌアにより精霊硝石の在処である旧都アサウスデルギィアに向かうよう命じられる。
しかし道中隣国であるベルモンデ国の王女アメリア・オスコットーリアからの応援要請を受け刻樹海へと進路を変更した。
刻樹海ではベルモンデ国と敵対するシュガルデンツァ・バルケインド率いる対旋律
協会ビルゲットーリアが激戦を繰り広げていた。
両国の目的はただ一つ、刻樹海に眠ると言われる時の咆哮と呼ばれる秘宝を掌握することにあった。
一方その頃、閃光魔弾騎士団長グリニッツァベルティーヌは修道魔導四仙の一人コルツ・ケレルトンリの元で新時代式魔導装儀:連衡真槍砲撃77式ファイザーンドバルティールの開発を急いでいた。
迫りくるで在ろう嘆きの終焉と呼ばれる最終戦争を収める唯一の手段と言われているからだ。
しかし最終戦争を望む反協会結社である夕闇の騎士の策略により必要であった高アウトゲインシー鉱石の採掘場が破壊される。リアクターバイアスプランターの機能も停止し、絶体絶命に追い込まれたその時、旧遊の民と呼ばれる幻の存在、天光帝国第八風霊戦隊が現れた。
彼らの持つ光の翼は夕闇の騎士の心を浄化し、一時的には場は収まった。しかし破壊された鉱山の修復のため新たに聖帝十式の持つ能力「浄化再生」が必要だと告げられた。
アウモデウス・ファンクラスオとグリニッツァベルティーヌ、同じ刻に二人は世界を救うために戦いを続ける。