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発言勇者ユウヤツ その2  作者: サードハム
市街ステージ
29/29

基本ろくでもない

 街道(かいどう)()城下(じょうか)帰還(きかん)した、ドレーダ軍・征定(せいてい)大隊。

公子(こうし)セラキ・大男ニキアら一同は、同じ軍用馬車から市街(しがい)(のぞ)む。


少年シュリク:

  おーっ! 海が見える!!

侍女(じじょ)ヒャクナ:

  綺麗……(しお)の香り……



 街の漆喰(しっくい)の白さが、(あお)い水平面を(きわ)立たせている。

そこに(いそ)由来の芳香(ほうこう)と海カモメの()き声が乗り、一同は海と陸上を覚える。


大男ニキア:

  さすがは海の(みやこ)ドレーダ……香りは治水(ちすい)賜物(たまもの)か。

公女セラハ:

  潮風が玉に(きず)ですわ……美容と軍備(ぐんび)の天敵です。


市民たち:

  セラキ様ー!

    美形(びけい)~! 足長(あしなが)っ!

  セラハ様ー!

    可憐(かれん)ー! なんと(うるわ)しい……!


ユウヤツ:

  す、すごい人気だ……!


市民たち:

  …………

    ヒヒヒ……


ユウヤツ:

  ……な、なんか(あや)しい人も多いな?


公子セラキ:

  ……王国は不気味(ぶきみ)な者ばかりだからな。

ユウヤツ:

  王国は不気味な者ばかり!?



従者(じゅうしゃ)ゲガン:

  昼間から酒で()う者、車道で寝る者……

公女(こうじょ)セラハ:

  皮肉が過ぎる者、動植物(どうしょくぶつ)に発言で(いど)む者……

  旧王国時代からの名残(なご)りですわ。


セラキ:

  基本ろくでもない。

ユウヤツ:

  基本ろくでもない!?


○○○○○○○○○○○○○

“基本ろくでもない。”

 ――公子セラキ

発言レア度★☆☆☆ レア!

○○○○○○○○○○○○○


市民たち:

  ウィ~……ヒヒヒ!

    このねずみめ! 発言する!


セラキ:

  芸術と料理も不気味だ。

ユウヤツ:

  それは、確かに……



セラキ:

  しかし国王陛下(へいか)万民(ばんみん)だ、(いや)しくも可憐(かれん)である。

  世々(よよ)に、(まも)ってゆくべき物であろう!


妹セラハ:

  その通りですわ!

従者ゲガン:

  さすがは(わか)様です!*拍手*


ユウヤツ:

  さ・さすがだ、セラキ……これが騎士道(きしどう)

セラキ:

  これが〔発言騎士道〕だ。

ユウヤツ:

  発言騎士道!?



セラキ:

  ――さて、あれがドレーダ城だ。

  我ら兄妹(きょうだい)が父――セラキヤ伯爵(はくしゃく)居城(きょじょう)である。


ユウヤツ:

  セラキとセラハの、親父(おやじ)さん――

  きっと、立派で知的な人なんだろうな……


セラキたち:

  …………

ニキアたち:

  …………


ユウヤツ:

  ?



伯爵セラキヤ:

  セラキ・セラハ……まだかな~~っ!?

 [発言力 4000/4000]


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