単語でもいいよ!
大男ニキア:
……シュリクでも、勝てそうにない?
実は外国人で、発言が通じないんじゃ……?
侍女ヒャクナ:
あの傭兵――ユウヤツも、西方の言語だったよ。
確かに、あまり見ない顔立ちだけど……
大男ニキア:
似たような前例は?
侍女ヒャクナ:
聞いた事ない……宮内蔵書でも、見た事ない。
発言勇者3代の発言集でも……
ニキア:
……俺は発言者じゃないから、改めて確認したい。
発言ってのは、〔文じゃなくても成立する〕……だったな?
少年シュリク:
うん、〔単語でも通じる。〕
魔法がまさにそれだよ、〔†滅・氣・怒†〕とか。
ニキア:
……じゃあ〔馬!〕とか、〔好き!〕でも良いのか?
少年シュリク:
たぶん……
ヒャクナ:
〔好き!〕の発言者なら、確かいたはず……
○○○○○○○○○○○○○
“〔好き!〕の発言者なら、確かいたはず……”
――侍女ヒャクナ
発言レア度★★☆☆ スーパーレア!!
○○○○○○○○○○○○○
ニキア:
そう言えば、お前らの〔章〕も文じゃねぇな?
シュリク:
うん、4単語。
ニキア:
つまり――発言ってのは、文でなくてもいい?
シュリク:
通じれば単語でもいいよ!
ついに明かされた、発言の真実――なんと、単語でもいいよ!
「キズナッ」や「†滅・氣・怒†」も、確かに発言と言えば発言だ。
ニキア:
傭兵ユウヤツにも、章は通じていたわけだ?
少年・侍女:
…………
ニキア:
……倒せない原因は、言語の違いや齟齬のせいじゃねぇな。
いよいよ探る必要がありそうだ。




