次の職場はコーヒー屋?
営内の中央集会所、夕べ。
公子セラキ:
――お堅い挨拶はここまでだ。
今宵は共に飲もうぞ!!
従者ゲガン:
明日の撤収にさわらぬよう、愉しむように!
ドレーダ万歳! レグィン=べイナ王国万歳!!
ドレーダ兵たち:
万歳! 万歳!――
公子セラキ:
ゲガン、検めの進捗は?
従者ゲガン:
ユウヤツ殿によれば、ご出身は西北沿岸の〔キズナ村〕との事。
募った者たちを、調査員として向かわせました。
セラキ:
逐一、報告せよ。
公女セラハ:
何事もございませんわ……きっと。
ユウヤツ:
やぁ、セラキ・セラハ。征定戦……長いようで短かったな。
セラキ:
ご苦労だった。後でゲガンから、給与の話をさせよう。
ところで――次の仕え先は決めたか?
ユウヤツ:
……いや、決めてない。
セラキ:
わが父・ドレーダ領主――セラキヤ伯爵に仕えてみないか?
私でも良いぞ? 我らが領地に貢献せよ。
公女セラハ:
まぁ……!
ユウヤツ:
い、良いのか!?
ゲガン:
セラキ様。これほどの発言者となれば……
国王陛下のお許しなく、平時に召し抱えるのは危ういかと。
セラキ:
……確かに。先ず王家へ、お報せ差し上げねばな。
妹セラハ:
まぁ……残念です。
ユウヤツ:
え、無理なのか?
セラキ:
ならば――ドレーダ海上関係の仕事を、紹介しよう。
海上加工船や保険屋……コーヒー屋もあるぞ!
ユウヤツ:
コーヒー屋!?




