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発言勇者ユウヤツ その2  作者: サードハム
軍陣営ステージ
19/29

次の職場はコーヒー屋?

 営内えいないの中央集会所、(ゆう)べ。


公子(こうし)セラキ:

  ――お(かた)挨拶(あいさつ)はここまでだ。

  今宵(こよい)は共に飲もうぞ!!


従者(じゅうしゃ)ゲガン:

  明日の撤収(てっしゅう)にさわらぬよう、(たの)しむように!

  ドレーダ万歳(ばんざい)! レグィン=べイナ王国万歳!!


ドレーダ兵たち:

  万歳! 万歳!――



公子セラキ:

  ゲガン、(あらた)めの進捗(しんちょく)は?

従者ゲガン:

  ユウヤツ殿によれば、ご出身は西北沿岸(えんがん)の〔キズナ村〕との事。

  (つの)った者たちを、調査員として向かわせました。


セラキ:

  逐一(ちくいち)、報告せよ。

公女(こうじょ)セラハ:

  何事もございませんわ……きっと。



ユウヤツ:

  やぁ、セラキ・セラハ。征定(せいてい)戦……長いようで短かったな。

セラキ:

  ご苦労だった。後でゲガンから、給与の話をさせよう。

  ところで――次の(つか)え先は決めたか?

ユウヤツ:

  ……いや、決めてない。


セラキ:

  わが父・ドレーダ領主(りょうしゅ)――セラキヤ伯爵(はくしゃく)(つか)えてみないか?

  私でも良いぞ? 我らが領地に貢献(こうけん)せよ。


公女セラハ:

  まぁ……!

ユウヤツ:

  い、良いのか!?


ゲガン:

  セラキ様。これほどの発言者となれば……

  国王陛下(へいか)のお許しなく、平時に()(かか)えるのは(あや)ういかと。

セラキ:

  ……確かに。()ず王家へ、お(しら)せ差し上げねばな。


妹セラハ:

  まぁ……残念です。

ユウヤツ:

  え、無理なのか?



セラキ:

  ならば――ドレーダ海上関係の仕事を、紹介しよう。

  海上加工船(かこうせん)保険(ほけん)屋……コーヒー()もあるぞ!


ユウヤツ:

  コーヒー屋!?


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