16/29
諜報員キャベダ
ドレーダ市へ続く街道。騎馬で駆ける、司教アフラ。
司教アフラ:
ほほほほ! 急ぎ、兄上にお報せせねば!
衝突を仕組んだ甲斐が、ございましたぁ!
発言傭兵キャベダと黒肌の忍者たちが、丘上からそれを伺う。
傭兵キャベダ:
――絆の発言者が、ドレーダ軍に雇われた?
黒肌の忍者:
アフラは営内で再戦を試みた、との証言がある。
傭兵キャベダ:
荒ら屋での、あの青年だな……たしか、ユウヤツと名乗った。
奴の狙いは、彼か。
黒肌の忍者:
もう1つ妙な話が。
同じ頃にこの近くで、馬車がドレーダ軍に襲われた。
キャベダ:
……馬車が? ドレーダ軍に?
忍者:
跡にはその馬車と馬、そして兵装が残されていた。
キャベダ:
妙な話が、立て続けに2つ……
忍者:
どうする? 奴が市街へ入るぞ。
諜報員キャベダ:
私は1度、聖都へ参上する。最悪だと有事だ……
お前たちは、アフラの監視を続けてくれ。
忍者:
……有事だと? 何が起きている?
諜報員キャベダ:
発言勇者が……本当に現れたかもしれん。
忍者:
……!? 軍に雇われた奴か!?
アフ家は何を企んでいる!?
キャベダ:
末端の我らが知る必要はない……だが、ご下命を仰がねば。




