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発言勇者ユウヤツ その2  作者: サードハム
平原ステージ
15/29

幼王子アルン vs ドレーダ軍

 交渉(こうしょう)を終え、ドレーダ軍陣営(じんえい)帰還(きかん)する両者。その道中。


ユウヤツ:

  ……ニキアさん達って、何者なんでしょう?


従者(じゅうしゃ)ゲガン:

  これは想像ですが――おそらくはあの4名に、さる御身分(ごみぶん)のお方が。

公女(こうじょ)セラハ:

  はい。例えばお(しの)びで、正騎士(せいきし)以上の発言者たちを(ともな)って……


ユウヤツ:

  ……えっ?

公女セラハ:

  そうなると、一線まで()えた首謀者(しゅぼうしゃ)(ねら)い――

  我らセラ家と〔王家(おうけ)〕が、衝突(しょうとつ)した後の反応……?



ユウヤツ:

  !? えっ……!? お、王家!?

  王家って、あ・あの中に……おほっ、王族(おほぞく)ぅ!?


○○○○○○○○○○○○○

“おほっ、王族(おほぞく)ぅ!?”

 ――ユウヤツ

発言レア度★★★☆ ウルトラレア!!!

○○○○○○○○○○○○○


従者ゲガン:

  そ、そこまでです! 単なる想像です!

セラハ:

  そ、そうです! 例えばの話ですわ!


ゲガン:

  そもそも! セラキ様が(おっしゃ)ったように、詮索(せんさく)は不敬です。



 事の(あや)うさに自制(じせい)する公女と従者。

しかし2人のこの対応こそ、王族説の信憑(しんぴょう)性を()す。


ユウヤツ:

  そう言えば……小さな男の子が、場違(ばちが)いに()たけど……


アルンくん:

 *じー*

3人:

  …………



 大きな目を(うる)ませて、幼子(おさなご)凝視(ぎょうし)してくる!


アルンくん:

 *うるうる*

 [発言力 032/032]


ユウヤツ:

  ま・まさか、この子がっ……!?



 アルンは両手を広げ、ほぼ3頭身(さんとうしん)体躯(たいく)でユウヤツに体当たりした!

*ぼふっ* さらに、上目遣(うわめづか)いで凝視してくる!!


幼王子(ようおうじ)アルン:

 *うるうる* きずなの、お(にい)ちゃんー。


ユウヤツ:

  ……!!

セラハ・ゲガン:

  ……!!



 その可憐(かれん)な発言と一挙一動(いっきょいちどう)に……

一同の思考は圧倒され、(つい)豹変(ひょうへん)する!


ユウヤツ:

  ……まぁ、身分なんてどうでもいいか。*(いか)り*

セラハ:

  どうでも良いです。*怒り*

ゲガン:

  はい。*怒り*



少年シュリク:

  お、()ちたね……

侍女(じじょ)ヒャクナ:

  堕ちたわね。


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