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発言勇者ユウヤツ その2  作者: サードハム
廃墟ステージ
1/29

強い野盗?

挿絵(By みてみん)


発言勇者ユウヤツ ―最強だった発言とは―

 ドレーダ軍・天幕(てんまく)にて緊急軍議(きんきゅうぐんぎ)が開かれた頃――

平原近く、平地林(へいちりん)の放棄された廃墟(はいきょ)出自(しゅつじ)不明の4人が身を(ひそ)める。


(ふじ)色髪の少年:

  ニキア! 太鼓(たいこ)の音だ――でも出撃(しゅつげき)とは違う。

黄肌(きはだ)の大男:

  いや、シュリク。セラキ・セラハの発言兄妹(きょうだい)は、厄介(やっかい)だ……

  ()ぐにここまで来る。ひと砂の間に、荷物をまとめろ!


藤色髪の少年:

  ほ、本当に……?

黄肌の大男:

  分かってると思うが――万一(まんいち)の時は、俺が(おとり)になる。

  その後はヒャクナが指揮(しき)しろ。


(もも)色髪の女:

  ……()ぇ。



 ユウヤツと(とし)近い女は、了承(りょうしょう)するも表情を(くも)らせる。

部隊運用の経験を持つのは、黄肌の大男だけだった。

かの兄妹の機動(きどう)推測(すいそく)も……経験あっての物だろう。


大男:

  アルン~? 今からお馬さんに乗ろうな~?

緑髪の男の子:

  うん!!



 名を呼ばれて(こた)えるのは……(みどり)髪の幼気(いたいけ)な男の子。

ほぼ3頭身(とうしん)の体から(はっ)したのは――力強(ちからづよ)くも瑞々(みずみず)しい返事。


少年:

  な、なんでこんな事に……

大男:

  ヒャクナ。お前は最悪、あの発言兄妹と同時に当たるが?


桃色髪の女:

  問題ない。2人同時でも倒せる。

少年:

  お・俺だって、あの2人に勝てる! 皆で乗り越えようよ!?


大男:

  言っておく……2人とも先走(さきばし)るなよ。

  お前らの本気は、最後の手段だからな?


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