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何もできない戦い

「ありがとうございます、助かりました」

 先輩魔法少女のメイスの衝撃で視界が途切れたおかげで動けるようになった。


「いいから動く!」

「は、はい!」


 ひとまず距離を取って自分でも攻撃できないか思案する、確か研修の時に攻撃をくりだす。

「エアーショット!」

 一応前から魔法少女の姿が変わっていたが攻撃ができた、しかしエンシェントサキュバスには一切の効果がないようで命中したものの一切気にした様子がなかった。

 こうなったら自分の武器を取り出してなんとかするしかない。



「おい妖精、魔法少女の武器ってどうやって出すんだよ?!」

 近くで逃げたく逃げられない状態で必死な妖精を掴んで叫ぶ。

「それは…」

 妖精が言いかけた瞬間、自分の真横に先輩魔法少女が吹き飛んできた。

「先輩!」

「ぐっ………あぁ……」

 既にボロボロになっており声も上げる事もできない様子だ。


「何か頑張ってたみたいけどそろそろ飽きてなのよねぇ、貴女は何かできないの?」

「それは……、おい妖精?!」

 改めて妖精に縋る。

「緊急事態だからリスクは無視するのだ!」

「え、リスク?!」

 妖精が不憫な事を言った後に光ったと思うと自分の手に棒状の物が握られていた。

「コレが僕の……何これ?」

 手に持っていた武器を眺めると長物の先は半円形に広がっており装飾などが一切ないシンプルな物になっている、その姿はまるて。

「………サスマタ?」

 以前に学校の防犯アイテムとして見た事がある程度の物が僕の武器として権限した。


「ぷぷっ、何それ?」

 出現した武器に唖然としているとエンシェントサキュバスはそれを見てバカにするように笑い出した。

「やってやろうじゃねーか!」

 なんかもうやけになってサスマタを振り回してエンシェントサキュバスに挑む。


「戦い以前の問題ね……」

 そういってつまらなそうに手から光線のような物を出してくる、先ほどの先輩との戦闘の物と比較すると明らかに手加減しているのがわかってしまう。

「ざっけん……なぁ!」

 八つ当たりで光線に対してサスマタを振りかぶるとそのままサスマタに吸収されていった。え何これ?

 2人とも驚きつつも勢いはそのままエンシェントサキュバスに接近してサスマタを振り下ろす。


 エンシェントサキュバスは飽きれたような表情でサスマタを受け止めるのと同時に掌底を繰り出してきた。

「ガフッ……」

 体中を一気にかき混ぜられたような衝撃と共に口から大量の血が飛び出した。



「各位散会して術式展開」

「「「「「「「了解!」」」」」」」

 やっぱり勝てないと思っていると後方から複数の声が聞こえてきた、どうやら他の魔法少女達が到着したようだ。

「時間を使い過ぎたようね……」

 エンシェントサキュバスはもうこちらを見ていなかった、そもそも人が来た事によって気が抜けてしまい意識を手放してしまった。

タイトル変更しました

TSして魔法少女するやつ(仮)→やり直した人生で僕は魔法少女になる?!

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