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刑事ポロッポー  作者: 黒銘菓


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バナナジュース事件

あたらしい童話のコンテストに参加するために4000~8000文字の児童向けの小説を書こうと思ったのですが、筆が進まず……いっそのこと連載して読者の方々と約束すれば気合いが入って書ききれるんじゃないかと思って投稿しました。


読者の方々と約束します。

1.文字数は4000~8000文字

2.期日は5月末まで。それまでに一区切りつける

3.児童向けなのでルビなどを後で振る

4.連載作品に皺寄せは行かせない

どうか、短い間ですが、お付き合いいただけると幸いです。応援よろしくお願いします。

 ここはどうぶつシティーのけいじさんがはたらいているどうぶつけいさつしょ。

 どうぶつシティーでおこるじけんは、どうぶつけいさつのけいじたちががんばってかいけつしてくれる。

 「ポロッポーさん、レストランウッキーでじけんがおきました!げんばにしゅーごーしましょう」

 今日(きょう)もどうぶつシティーでじけんがおきてしまった。

 「ヒヨコ刑事(けいじ)、『しゅーごー』じゃなくて『きゅうこう』でしょう。はい、()ってください。シートベルトはしました?」

 「ハイ!バッチリです!」

 「では()きましょう。」

 パトカーに()ってじけんかいけつにむかうけいじが2人。

 助手席(じょしゅせき)にすわる黄色(きいろ)いヒヨコは刑事(けいじ)になったばかりのボク、ひよこ刑事(けいじ)

 そして、パトカーをうんてんしているのはどうぶつけいさつで1(ばん)すごい刑事(けいじ)、ポロッポーさんだ。






 「キャーイキャイキャイキャイ!ボクのジュースぅ!」

 レストランウッキーの裏口にとうちゃくすると、裏口の前でコック帽をかぶったサルのウッキーさんが()いていて、3(にん)(ひと)がウッキーさんのことをしんぱいしていた。

 「ウッキーさん、()かないでほしいわ。ワタクシも悲しいのよ。」

 小さいコウモリの(ひと)(あたま)をなでていた。

 「またジュースを(つく)るなら、ぼくも手伝(てつだ)うゾウ。(いろ)がかわったくらいだゾウ。だいじょーぶだゾウ。」

 大きな(ぞう)(ひと)背中(せなか)をさすっていた、(はな)で。

 「ほら、どうぶつけいさつの刑事(けいじ)さんが来た。キミが(はな)すといい。」

 杖を持ってメガネをかけたサルの(ひと)がボクたちを()た。

 そして、4(にん)がボクとポロッポーさんを()た。

 「こんにちは!どうぶつけいさつのヒヨコ刑事(けいじ)です!110(ばん)電話(でんわ)をうけてきました。

 ウッキーさん、(なに)があったんですか⁉」

 ボクがそうきいたらウッキーさんがまた()()した。

 「ウー……これを見てください。」

 そう言ってウッキーさんは2つのコップを見せてくれた。

 中には、紫色のジュースが少しだけ入っていた。

 「これは、なんですか?」

 「わからないです。今日、レストランウッキーでは、変わった色のバナナジュースをみんなに発表することになっていたんです。

 昨日の夜、皆に色を見られないようにジュースを作って、冷蔵庫に入れて帰って、今日レストランに来たら、ボクのバナナジュースが無くなっていて、かわりに変な色のジュースが入っていたんです……ひどい、いったい誰がこんなことを……」

 紫色のジュースを見せてくれた。ドロドロしていて、おいしくなさそう。

 「ひどいわよねえ。せっかくウッキーさんが頑張って作ってくれたのに!」

 赤いドレス姿のボクと同じくらいの大きさのコウモリの人がそう言って怒っている。

 「あなたはだれですか?」

 「私はミス=コウモリー。このレストランに毎日来ている常連さんよ。

 ウッキーさんから『新しいジュースの発表会をするから来てね』って言われて、朝早く来たらウッキーさんが泣いていたのよ。」

 「あなた達は?」

 白い服に紫色の水玉模様のシャツを着たボクよりも大きい象さんに声をかける。

 「あぁ、ぼくはアフゾウ。アフゾウレストランのシェフだゾウ。

 ぼくもすこし常連さんだからウッキーさんに呼ばれて来たんだゾウ。2色のバナナジュースが飲めると思ったのに、残念だゾウ。」

 長い鼻がしおしおしていた。本当に残念そうだ。

 次のメガネの人は……

 「あぁ、ひよこの刑事さん。ワガハイの名前はモリアーキー。

 バーバード学校で教授をやっているものだ、よろしく。

 私もミス=コウモリーとおなじ常連さんだ。どうぶつ警察のすごい刑事さんに会えて嬉しいよ。」

 青いスーツに黒い杖のカッコイイサルの人があくしゅをしてくれた。

 「はじめまして、ボクはどうぶつけいさつのヒヨコ刑事です。えへへ、ボクってそんなにすごいんですか?」

 「あぁ、たくさん悪い人をつかまえたすごい刑事と大学でも噂になっているよ。」

 「えぇっと、『大学』とか『教授』って、何ですか?」

 「あぁ、それはね……」

 モリアーキーさんが説明してくれようとしたその時。

 「『大学』は小学校よりもすごく難しいお勉強をするすごい学校のことで、『教授』っていうのはそこの先生のことなんですよ。」

 後ろからボクの肩に灰色の羽が置かれた。

 「あっ、ポロッポーさん!」

 「遅れて申し訳ない。駐車場の場所がわからなくて時間がかかりました。」

 ポロッポーさんを見たウッキーさん、ミス=コウモリーさん、アフゾウさん、モリアーキーさんがびっくりしていた。

 「あら、ポロッポー刑事!」

 「テレビで見たことがあるゾウ。」

 「大泥棒カッコーをつかまえたあの!」

 「ポロッポー刑事……あなたも来ていたのですか。」

 ポロッポー刑事がおじぎをして言った。

 「あぁ、皆さんどうもこんにちは。私の名前は刑事ポロッポー。事件を解決するために来ました。」


 ポロッポー刑事の元ネタは勿論あの人。

 とは言っても、今の子ども達は多分『ウチのカミさんがね……』と言っても、伝わらないのでしょうね。と思っていた時期が私にもありました。

 アメリカでの放映開始が半世紀以上前でした。今の若者にも伝わりゃしなかったです。

 あたらしい童話応募しているのになんだって半世紀前のオマージュを……逆に新しいからまぁ良いか!


 PS:文字数などの関係で大改造いたしました。ルビがうまく反映されていないので、そちらは余力があれば後ほど直します。

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