みんなでピクニック
強風に吹かれ髪も服も揺られる。
「クッソ…何だよあれは!」
「知らん!後輩に聞くな!」
「いや別にお前に言ってるわけじゃねぇ!」
「どうでもええわ!」
「は?」
「は?」
「あ?やんのかキツネ」
「おぉん?やるんかワレ?あ?」
こんな緊急事態に喧嘩などしてる場合ではない。
そんなことはわかってる。
だってうざいんやから、しゃーないしゃーない
「おいチビども何こんな時に喧嘩してんだよ」
「「あっ」」
「あっ、じゃねぇよ。」
そこに運良くゴットが現れて止めに入った。
ゴットの後ろには佳奈姉とこくおーもいた。
二人とも後ろの方でひょっこりしている。そう。ひょっこり○ん。
まぁ止めてくれたのは有難い。ありがたや、ありがたや…
「全く…何故あった時の反応が、あっ、の一言なんだよ」
「そーだぞー」
「シオン、君もさっき私とゴットとあった時言ってたからね?」
「こくおーも言うてるやん!」
「人のこと言えないじゃないですか!」
「うるさいぞ子犬ども」
「「子犬ちゃうわ!(じゃないです!)」」
するとその場にパチン!と手を叩く音がした。
「はい茶番はそこまでにして、ねぇゴット、あれ何?」
「知らん。あれが向かいの国の戦闘機とかだって知ってるわけない」
「「「「(あ、知ってんな…これ)」」」」
みんなの目が細められゴットに向けられている。
実に愉快な光景だ。それほどでもないけど、
「ねぇゴット、何したの?」
「いや何も?私が道具の整理している最中に謝って爆弾何発か投げ込んだとかそんなことするわけないじゃん」
「「「「(やってんな…これ)」」」」
今度は全員呆れた顔になる。
全員にこんな顔で見られたゴットは見たことないので新鮮だ。
「何だよ、みんなしてそんな顔して」
「いやーゴットが珍しく失敗してるから新鮮やな〜って」
「いや別に新鮮じゃなくない?真顔で堂々としてるし」
「新鮮だと思って何で呆れ顔すんだよ」
「え?真顔か、そうか」
「「「「(こっちはこっちで大丈夫か…?)」」」」
訂正、新鮮じゃないようだ!
「それよりもどーする?向こうの人怒ってるよね?」
「因みに何発ほど…?」
「は?デカイのを7発も撃つわけないだろ?」
「アウトですね!」
「そりゃー怒ってこっち来るわなぁ」
「せやな〜」
「そうだ!ピクニックしようよ!せっかくの戦争日和なんだから!」
「シオン様、それ本気で言ってます?本気だったら割と早く医務室行って寝たほうがいいんじゃないですか?」
「賛成〜!!!」
「おいっ!」
「シオン、サンドイッチいる?」
「いるー!」
「おいっ!って準備はやっ!」
そのまま私達はピクニックを始めた。
この大惨事の中で。
まぁ当たり前のこと敵は爆弾の雨を降らせて来る。
「まぁ当たらないよね」
「佳奈姉とゴット特製のバリアがあるからね〜」
「もしかして、それわかっててピクニックしようなんて言い出したんですか⁈」
「それ以外に理由なんてあらへんやろ」
「えっ⁈まさかツキまでこのこと知ってて…⁈」
「いや?知らんけど」
「しらねぇのかよ!」
いやだって、私達の上のこくおー達がこの大惨事の中でピクニックしようって言い出したんやぞ?
安全装備でもしてあるんかって思わんの?普通。
放たれた爆弾は綺麗な花火のように爆弾してバリアから外で消えていく。
その景色がすごく綺麗で、サンドイッチや苺などを食べながらみんなで眺めていた。
勿論、敵は無駄だとわかったのか帰っていく
「よし、あちらさんも帰ったみたいだし、そろそろ行きますかっ!」
「そうだね」
よし!と全員でピクニックの道具を片し戦争を始める準備をする。
あー!戦争始まろうとしてんのにのんびりピクニックしてるー!
シオン「悪いか!?」
全然おKっす
シオン「お、おう」




