おてんとさん
次に目が覚めると医務室のベットだった
もう医務室が私の定位置な気がしてきたわ
「ツキ...?大丈夫か?」
そう言って心配そうに入ってきたのはクソ先輩で手にはコップを持っていた
私が体を起こそうとした途端体中に痛みが走った
「いっ...!」
「動こうとするなって...ベット起こすぞ」
眉を八の字にしてベット横のスイッチを押して体を起こさせてもらった、とそこで私は全身包帯でぐるぐる巻きにされてることに気がついた
「...包帯?」
「あぁ、覚えてるか?あの時のこと」
「...うん?まぁ大体は」
「あの時お前がいきなり地面に落ちていったんだ。あの高さ、僕がいなかったらツキはきっと今頃頭なかったぞ」
「あぁ、そう。それで?」
「何回か声掛けたんだが気絶してるのかお前は全然応答してくれなくてどうしたものかと思ったらお前の肌がみるみるその...何だ、爛れたと言えばいいのか...炎の中に突っ込んで大火傷したようになって」
「...私が?」
「うん」
「.....まじか」
「まじだ」
一通り聞いたものの未だに頭が追いついていけない
一体私の体に何が起こったのかと珍しく頭をフル回転させて考えた
結果的に言えば未だに分からない
「ごめん、わからん」
「パニックになって頭が追いつけていないのか...」
「いや、パニックにはなってないかな」
「なんなんだよ」
そんなことを話していると薬品の並ぶ奥の方から見てみる?と声がして私の体に巻かれた包帯がスルスルと私の体から離れていった
「.....何これ」
そして目の前に現れたのは普段の白の肌ではなく焼け焦げた私の白くない手足だった
「どうする?魔法で治す?それとも包帯ぐるぐる生活送る?」
そう言って頭だけカーテンの間から覗かせたのは佳奈姉だった
いや魔法やろ、ぐるぐる生活したくないわ、邪魔だわ
「魔法がいい」
「はいよ、じゃあ一万円」
「えっ?!佳奈様お金取るんですか?!」
「だって魔法って魔力削るし、私の体に負担かかるし」
「せやぞ」
「お前それでいいのかよ!」
ネタだと分かれ、ネタだと
はぁ...とため息をついてふともう一度腕を見るといつもの白い腕になっていた
う、腕?!いつもの?!
「はい治した」
「はやっ!」
「はっや...戻ったぁぁ!」
「ツキ、多分今回のことは太陽のせいじゃない?」
「太陽?!」
「たい、よ...おてんとさん?」
「そう」
どうやら太陽によるものだったらしくきっとツキはこれからは日差しに当たるとこうなると言われた。何故太陽なのか...何故当たると火傷を負ってしまうのか、謎はまだ解決出来ていないがとにかく昼間外に出てはいけないと言われた。ついでに日差しも気をつけろとのこと
「えぇ...私...これからどないすれば...」
「これでやっと遊び相手しなくても良くなる...」
「なんか言うたか?あ?」
「ウウン、ナニモイッテナイナニモイッテナイ」
ツキ「おてんとさん...私なんかした...?」
いや、おてんとさん話せんから、わからんから
おてんとさん「いや、ごめん、俺にもわからん」
喋った...(;° ロ°)




