いなくなった部下
機械音の鳴り響く中、ふと私は瞼を開けた
そこはいつもの見慣れた景色ではなく普段見ないような機械がいくつも並べられた医務室だった
起き上がろうともぞもぞと動くとうぅ…と声がして足元を見るとゴットがすやすやと眠っていた
「えっ…ゴット⁈こんなところで寝たら風邪ひくよ⁉︎大丈夫⁉︎ちゃんと自分のベットで寝なきゃダメじゃん!あの硬いベット!」
「起きたと思ったら一人できゃんきゃん騒いで、ゴットが起きたら怒られんぞ〜」
「あ、佳n…誰だお前!」
「いや今佳奈って言いかけたよね⁉︎」
佳奈姉直々の盛大なツッコミだ。ありがたくもらって思い出にしまおう
「何ニヤニヤしてんの?なんか変なこと言った?」
「いや佳奈姉がツッコんでくるなんて珍しいじゃん?」
「あーいつもアオだもんね」
「そうそう。別にウケを狙ってあ・え・て、やってるわけでもないのにさ!」
「なぜあえてのとこだけ強調したのかは聞かないでおくよ。」
そんなことをごたごた話した後ふと思った。
チビがいない。ここでいつも必ずツッコんでくるはずのアオがいない
「ねぇ、そういえばチビは?」
「あーチビ?私もわからない、どこにいんだろ」
「誰がチビですか!」
「あ、噂をすればなんとやら…」
ズカズカと足音を立ててアオが部屋に入ってきた
息が荒い、野獣か?
「お前息荒いな」
「走ってきたんで」
「あぁそう。怒られるよ?」
「あ、それだけは…てかそんなこと言ってる場合じゃないんですよ!」
「何があったの?」
「実はk「なんだって⁈」いやまだ言ってないです」
「あ、はい」
「草」
「実はここにシオン様を連れてきた後ツキが来なくておかしいなと思ってツキの部屋に行ったんですよ。そしたら…これが」
そう言ってアオは私に一枚の紙を見せてきた
キツネ文字というもので書かれていてなんて書いてあるかはわからなかったが嫌な予感がしてならなかった
「これを見つけた時城中走って探したけど見つからなくて…」
「そっか…佳奈姉、私、ツキ探してくる」
「えっ、何言ってんの⁉︎シオン起きたばっかでしょ⁉︎まだ寝てなきゃ倒れちゃうしれないし外には敵だって…」
「行かなきゃ、私の部下だもん。“家族”だもん」
「でも…」
「私は死なないよ、こんなところで死なない。なんとしてもツキを連れて一緒に帰ってくる。」
「…佳奈様、」
「はぁ…ほんと言うこと聞かない国王様で困るわ…これを持って行きな」
そう言って佳奈姉は私に何かの瓶を渡してきた
中には透明の何かが入っていた
「これは…?」
「辛くなったら飲みな、少しは楽になれると思う。点滴とかほどではないけど」
「佳奈様⁈いいんですか⁈」
「だって何回言っても今のこの子は聞いてくれないもん」
「ありがとう!!!大好き!」
私は佳奈姉に抱きつき急いでベットから降り外へ向かった
昨日出さなくてすいません!
寝てました!徹夜してテスト受けて帰ってきて寝てました!
シオン「どれくらい寝たの?」
15時間は寝た!
シオン「佳奈姉より寝てる…」
三度寝したよ
シオン「MA GI KA☆」




