やっぱできない…
集中集中…
そう自分に言い聞かせて心を落ち着かせる
こくおーはポカンと口を開けている
間抜けやな…ってあかんあかん!集中集中!
そうこうしていれば目の前に赤い炎がポッと出てきた
「え?」
「ん?」
目の前に赤い炎が一つ出てきた、だけ。
なんで⁈え、確か本には…ともう一度本の元へ駆け寄り本に指を置いて読む
焦る。できたはできたけど全然違うから
「ツキ…」
はっとして振り向く。とほっぺをぷにっと突かれた
あの…痛い…
「まぁそう慌てなさんな…私も佳奈姉に教わったの一発でできるようになったわけじゃないし」
「何回?」
「二回」
「泣いてい?」
「泣くな泣くな!!!ごめんて!!!」
そう言いながら頭をわしゃわしゃされる
やめーや
「でも凄いじゃん!一回目なのに出せたじゃん!まぁ一個だけど」
「それ私褒められてる?どっちかっていうと貶されてる気しかせーへんねんけど…」
「気のせいだ」
絶対嘘や。目を合わせてくれないもん
目を合わせようとすれば逃げるようにそっぽを向かれる。それを何回か繰り返す
何やってんだろ…
「まぁもっかいやってみ⁉︎絶対できるって‼︎」
「えぇ…」
「やらないの?」
「やる」
「どっちだよ…」
もう一度立ち上がり紙を口元へ持っていき呪文を唱える
私はこれをこくおー指揮官の元その日、日が暮れるまで練習したものの結局炎は一個しか出せなかった
ツキ魔法苦手なだけあって流石や…
ツキ「何が?」
全くできないこと
ツキ「ちょっとはできてるもん!!!!!!!」
まあまあまあ!そういじけなさんな!
ツキ「誰のせいやコンニャロォォォォ!」




