魔法書
「佳奈姉〜!本ある?」
「あのさ、主語を言ってくれない?何の本?」
「私が魔法使うための説明書」
「んー、どーだr…えっ⁈魔法⁈」
「おん、魔法書」
「え、ツキ…魔法使えたっけ?」
「全然!!!!」
「だよね⁈」
今回の戦争がひとまず終わりを迎え私以外のみんなは大量の書類に追われなかなか構ってくれないので修行でもすっか!と思ったのだが、そもそも私まず魔法使えないから修行ができない。ということでまずは魔法が使えるようになりたくて魔法書を探しにきた
「えぇ…あったかなー?」
「私に聞かれても困る」
「いや別に言ってないよ」
「まぁ小さいことは気にしない!気にしない!」
「ったく…ちょっと待ってて」
そう言うと佳奈姉は何か呪文のようなことを唱えた
当然のことながら魔法とは無縁であろう私は何言ってるのかさっぱりわからなかった
まぁ今から修行するんやけどな!
呪文を唱え終わったと思ったらいきなり本棚が勝手に動き出した
私はそれをまじまじと見ていた
なんか…さ!珍しいやん?本棚動くのって!
「そんなまじまじ見るくらい珍しい?」
「げっ、バレた?」
「バレたも何も見てればわかる」
「…そっすか」
どうやら珍しくもないようだ(知ってた☆)
本棚が移動し終えるとそこにはまた新たな通路ができていた
そこへ佳奈姉はスタスタと入っていき三分後にまたスタスタと戻ってきた
その手には少し古く、縦三十センチ 厚さ二十センチほどの本を持っていた
「おっ!あったん⁉︎」
「あったよ、でも破いたりしないでね?貴重保管庫から持ってきたんだから」
「はーい!」
自分でも高評価したいほどの素晴らしい返事をし本を受け取った
「あと重いから両手で持って気をつけ……なくても大丈夫か」
「ん?何が?」
「いや、いい。ツキが馬鹿力なの忘れてただけ」
「…あぁそう。ちょっと何言ってるかわかんない!」
本を片手に持ちダッシュで部屋を出ようとしたところを目を見開いて見つめられたが今は自分もこれで念願の魔法が使えるようになる!!!という嬉しさでいっぱいでそんなことに構ってる暇はなかった
ダッシュで訓練所へ向かう
早く試したくて仕方がなかった
私はどれぐらい魔法を使いこなせるのだろうか?
ツキが…魔法を…‼︎
佳奈「成長したな」
ツキ「やろ⁉︎褒めてほしいわ」
え?でも君、魔法使うの面倒くさいし使える人尊敬するわ。とか言うてませんでした?
ツキ「言うてません」
ほんまか?
シオン「それじゃあ過去を振り返ってみよう!」
《※魔法?そんなもん面倒臭い、出来るやつ凄いと思ってる》
あーアウトですねぇ〜
ツキ「それプロフィールに書かれとるやつやん!ずるいわ!」
知らんもん、書いてあることは書いてあるんや
ツキ「(´・ω・`)」




