優しい優しい私の先輩
「アオ…?」
返事はなかった
天井から部屋に下りると寝室のドアが少し開いていた
アオ?とドアを開けると寝室の出窓のところにアオが座ってすっかり暗くなった空を見つめていた
私は静かに近づきアオの座ってる隣に腰をかけた
「綺麗やな…」
「うん…」
「寝ないの?」
「うん、もうちょっとだけ…」
たったそれだけの短い会話
静かな時間が暫く続いた
いつ話そうかとタイミングを見計らっていたがどうやら私の頭ではわからないようだ。残念
おろおろとしていると窓の方を見たままアオが口を開いた
「今日のことだろ?」
「え、お、おん」
「お前には恥ずかしいところを見せたな」
「全然‼︎…アオにとっての辛い過去があんねんもんな」
「え?」
「ゴットに聞いたんだ。なんでこくおーは私を幹部にしたんか、そしたらみんな同じ過去があるって…」
「あぁ…辛かった、胸が痛くて張り裂けそうだった」
ほんまに聞いてもええものなんかな?辛い思いさせない?と私は頭の中で必死に考えた
でも私の口から出てきたのは“何があったん?”というただそれだけだった
それでもアオは答えてくれた
辛い過去なのにアオは気を使わず、躊躇いもなく、全てを私に教えてくれた
アオは普通の人間として一家の元に生まれた
アオの上には姉がおり、それはとても優しい自慢の姉だったそう
四人仲良く暮らしていた。が、そんな幸せは長く続くことはなかった
母が買い物へ出掛けている時通り魔にあったのだそう
その日から三人で暮らし始めたのだが、どうしても母が亡くなったのが心残りで父は昼間から酒を飲み酔っ払い、姉やアオに暴力を振るうようになった
でもアオは耐えた。姉を自分が守らなくては…と。
だがある日、眼が覚めると自分は半分機械の体になっていた
それは父が勝手に二人をを売って実験体としたらしい
だがそこには姉の姿がなかった
姉は苦痛に耐えきれず自殺を図ったのだそう
それを知ったアオは父を殺した
酒に溺れ暴力を振るい、追い詰められていた自分達を実験体として売り更に大好きな姉を父が死に追いやった
我慢の限界だった。新しい体を利用し父を殺したアオは姉の墓の前で泣いたんだそう
四人の幸せに包まれていた一家がこんなにも残酷な最後を迎えるなんて誰が予想しただろうか
それを聞いた時、私は胸が痛かった
話を聞いた後私はアオの頭を優しく、何回も撫でた
こんな辛い過去があったなんて知らなかった
でも私には、アオを泣かせた私には、ギュッと、辛かったねとしてあげることができなかった
「ごめん…そんなこと知らんかった、また辛い思いをさせるとこやった…」
「ううん、いいんだ。お前が現に目の前でこうやって一緒に今もいてくれてるんだから」
ありがとう。ごめん。私は何回君に言っただろうか?ほんとに君は許してくれるのだろうか?
泣いて動いて疲れ切ったアオはこてっと私の横で寝てしまった
最近思いました
ツキ「おん」
コメディー要素はどこ行った?
ツキ「あー最近感動ばっかだよね」
え、ええんかな?コメディーだと思って見にきてくれてる人おるよね?どこがコメディー?語彙力ないし、何が言いたいかもわからん。クソ小説って思われてるよね?
ツキ「え、あ、うん?そんなに思う?」
きっとそうだよ…あああどないしよ…‼︎
アオバ「え?何?今回疑心暗鬼っぽいの演じてる⁉︎」




