不安
シオン視点
私が書類の山を一生懸命に、今回は真面目に片付けているとコンッコンッとドアがノックされた
このノックの仕方はアオだ。こいつはノックするのが遅い。私は全員の癖などは全部わかる。ツキは何も言わずに上からチッスとか言いながらくる。佳奈姉はコンコンッと早いノックをしてくる。ゴットはノックせずに入ってくる。全員の性格が現れてるのがよくわかるね!
「何アオ」
「え、なんでわかったんですか…」
「弄って欲しいオーラぷんぷんだから」
「どんなオーラだよ‼︎」
「ツキは?」
「寝ちゃいました。」
「おいてきたの?」
「はい、無理に起こすのもよくないと思って」
きっとちゃんと布をかけてやったんだろうね、仲間思いなアオのことだからな
「アオ」
「はい、どうしました?」
「私と佳奈姉で外交に行ってくるんだけどその間ここを任せてもいい?」
アオが目が取れるんじゃないかという程に目を見開いて固まった。え、体内時計止まった?
「アオ?」
「...っえ、無理です!佳奈様とシオン様だけで行くならゴットマザー様が城にいるじゃないですか!なんで僕なんですか!」
「ゴットは多分部屋から出てこないと思う。色々と頼み事してもらってる。それにツキはお前の部下だろ?」
「...そうですが、僕なんかに務まるんでしょうか...?」
「アオ、できなかったら私はあんたに頼んでないよ。それにたった約二日だから」
お前らワープできんだろ!一瞬で帰ってこれんだろ!って思うかもしれないが結構外交先が遠くて途中で止まってまたワープしなくちゃいけない、魔力の消費などを考えた上での判断の結果が早くて二日。
二日と言っても、いつ戦争が起こるか分からない。私達が外交に行っている間に敵が突然攻めてくるかもしれない。そう考えると二日なんてあっという間に見えて凄く長い。ましてやアオは初めて国を任されたのだ、不安に押し潰れそうなのは目で見ても丸わかりだ
「二日...ですか...分かりました。ちゃんと帰ってきてくださいよ?」
「分かってる、生きて帰ってくるに決まってんでしょ!誰だと思ってるの!」
「我が国、トラゲールの国王、シオン様です」
最後、アオは不安を隠すかのような笑顔だった
直ぐ帰ってくるからね
めっちゃ視点変わるやん!
シオン「誰が主役かわかんないね」
ぐぅ...気をつけます...




