最高幹部の二人
アオバが動揺している。
なんでやろ、こいつ動きがうるさい。
「シオン様!どういうことですか!?こいつあの殺戮の子って呼ばれてる白ギツネですよ!?」
「あ、あとツキは今日からトラゲールの幹部になったから、アオの後輩ね。」
「ふぁっっっ?!」
「ツキ~、ツキの先輩はアオだからわからないこととかあったらアオ頼っていいからね!」
「はいぃぃぃ?!ちょっと待ってください!僕シオン様の面倒見るだけで精一杯なんですが?!」
うちからも待ってほしい。
うちOKしたっけ????
「んーー、まぁなんとかなるでしょ!」
「なんとかならないから言ってるんですよ?!」
「……でね、ツキ!あともう二人紹介したい人がいるの!」
「ちょっとシオン様無視しないでくださいよ!」
どこから突っ込めばよいのかわからないであたふたしているとバンッ!とでかい音がして医務室の扉が開いた。
そこにはこれまた新しく二人の少女が立っていた。
一人は機械を連れていて、もう一人は魔女のようなとんがり帽子と杖を持っている。
そしてきっと少女といってもうちよりは多分年上の子だろう。
その子たちはこちらに向かって歩いてきたかと思うと突然機械を連れた少女が怒ったように怒鳴ってきた。
「アオバ!医務室では静かにしろ!」
注意する声もでかいが何も言わないでおく。
するとさっきまでうるさかったアオバが「すいません……」と小さい声で謝った。
そのあと機械を連れた少女は私がいることに気づき歩み寄ってきた。怖い。
「お前がツキっていう魔界人か、私はゴットマザーとでも呼んでくれ。」
「え、えと……」
「先ほどまでのことはそこの監視カメラでみせてもらった。で、まぁあそこの魔女が佳奈だ。」
「よろしく~気軽に佳奈姉って呼んでね」
「は、はぁ……」
「あと私たちは最高幹部に所属している。アオの上司だ。」
展開が早すぎていまいちわからない。が、とにかくすごい人なんだろうことはわかった。
というか、なぜ幹部になった認定されてるの!?
とまぁ……ざっくり説明するとこんな感じで私はトラゲールという国の幹部になったのである。




