Part6 平日の始まり
遅くなって非常に申し訳ないです。
てなわけで今までの話をまとめたというか回想と言うか。
さて、今日は月曜日である。
何故月曜日なのか。
それは時間が過ぎるからだろう。
では何故時間が過ぎるのだろうか。
そもそも時間の定義は何か。
太陽の回転?偉い人が勝手に決めた?
──そんなことを今考えているわけではない。
俺が今知りたいのは、何故俺と言う人間が月曜日と日に存在しているかが問題なのである。
いや、これには少し誤りがあるかもしれない。
ズバリ言おう。
俺の週末はどこにやった。
別に誰に聞くわけでもなく、ただ自問自答をしているだけである。
ブライトな日曜日、シャインな日曜日。
おっと、二つ目は何か誤解を招きそう。社員じゃないです。輝く方です。
それはともかく、どうやら俺の日曜日は誰かに盗られてしまったらしい。
一体誰か。
そう考えてみた所、結局誰の所為にもできそうになかった。
謎の少女、不老不死、死。
この週末に起こった事を単語にしてみただけでも非日常的な事だらけである。
そして、このいくつかの単語によって俺の週末が消し飛んだのも事実である。
俺の求める週末。それは、日々の疲れを休める為の物だったはずである。
ではなぜ俺の週末が吹き飛んだのか。それを詳しく考えてみよう。
──まず一つ目は俺の死である。俺は通り魔の如く包丁を俺の腹にブッ差してくる奴に殺された。
その時点で俺の人生終末である。
しかし、その後、俺の人生の終末が週末に代わるような出来事が起きたわけだ。
それが不老不死。なんと俺は死なない体であることが発覚した。
これで俺の土曜日は終わった。
次にやってくるのは日曜日である。
ここで登場するのが、土曜日に俺を殺した通り魔こと謎の少女である。
名前は東田 芽夕。
こいつが朝早くから俺の家にやって来るモンだから俺はそれに応じたわけだが─
いきなり気が狂いだしたのかまたもや俺を殺そうとしてくる。
死んだ思いをしていると、芽夕が気絶したので一安心。
放っておくわけにもいかないので、俺の家に連れ込んで様子見。
芽夕が目を覚ましてからは芽夕と話をして日曜日が終了。
結局は疲れるだけの週末だった訳である。
しかし、それと同時に充実していたのかもしれない。
最も、今の俺はそんなことは望んでいないのだが。
さて、謎の回想が長くなってしまったが。
今は──
「月曜日なんだよぉぉ!」
俺は目をカッと見開いてそう言った。
朝の日差しが強く差し込んでいる。
こんな日には、鳥はさえずり、花は咲き誇るだろう。
しかし俺言えば、そんなことはない。
むしろそんな事は気にする暇すらないだろう。というのも
「遅刻してしまう...!」
変な回想をせずに早く準備をすべきだった...
だが遅い。俺の思考。圧倒的遅さ。
早く準備して学校にいくか..
続きを出せるよう頑張ります...