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京 〜special class〜  作者: kaze
5/13

part5 話し合い?

すんません。遅れました...

ですがいままで一週間1000文字ペースで書いてきたので今回は実質二週間になるはずです!

 「ちょっとまて!展開が早すぎる!」

 咄嗟にそう叫ぶ。

 そして、少女が突き出してきたその右手を左手で掴む。

 昨日の夜殺されたばっかりだぞ...まだ寝て起きただけなのに....!

 「殺されたたまるか...!」

 左手だけでなく、両手で少女の手を抑えながらそう言う。

 そのまま勢いよく少女を体ごと押し飛ばす。基本的には俺の方が力は強いらしい。.....まあ、そりゃそうか。

 「くっ...」

 後ろに下がった少女は態勢を立て直し、再び俺の方に走り寄ってくる。

 つまりはまあ、ナイフを持ってすごい勢いで突っ込んで来るわけだが。それもスンゴイ形相で。

 あー、もうたまったもんじゃないね。ナイフ持ってなかったら抱きしめてあげたのに。....ゴメンウソ。

 とまあ俺が無駄な事を考えている間にも時は進んでいる訳で。

 少女とはと言うと勢いよく俺にナイフを突き出してきている。心臓目がけて。

 そんなに早くナイフを突き出して来られたら腕を掴んで受け止めようとする気にもなれず、ただ俺は躱そうとした。

 しかし完全に躱しきれないというのは体を動かし始めてから知ったことである。このままいくと俺の左腕が犠牲になりそうだということがついでに判った。

 という訳で俺はナイフの軌道をずらそうとした。右手で。

 素早く突き出してくる腕をそれまた素早く右手で押して払う。

 そしてようやく俺の左腕の危機が解放された。

 ....だが、今の俺は相当ダサかったらしい。結論から言うと、滑ってコケた。受験生に一番言ってはいけない事の一つが今まさに俺に起きようとしていた。

 まあ、頑張ってナイフ避けたからいいよね。

 しかし、この俺を少女は許してくれそうではないようだった。

 滑って尻もちをついた態勢の俺に少女は両手でナイフを逆手に持ち、振り上げる。

 そしてそのまま俺に向かって振り下ろしてくる。

 .....終わった....さようなら、俺の二度目の人生。

 太陽の影になった少女の姿を見たと思えば、突然それを遮るように腕が俺の目の前を通過する。

 ........声が出ねえ....てことは死んだのか...でも何で意識あるんだ?

 .....いやちょっとまて。

 「生きてるぞ、俺。」

 そう言うと同時に目を開ける。

 どうやら俺はビビッて目を閉じていただけらしい。俺トコトンだせぇな、おい。ん?

 待て、問題はそこじゃなくてどうして俺が生きてるかだ。

 そう思い、少女の方を見る。

 「ん?気を失ってる?」

 横に倒れているナイフ...少女を見ながらそう判断した。

 「じゃあ殺される寸前に気を失ったんだな!」

 そう口に出した瞬間、一気に安心した。もう一生、生と死を彷徨いたくないな。

 「さて、こいつどうしようかな...あ、とりあえずナイフとっとこ」

 地面に落ちているナイフを拾い上げる。どうやら折りたたみ式らしい。

 正直こいつは放置してもいいような気がする....が、周りの目も気になるしな....




 てなわけで、少女を家に入れることにした。殺されそうな気がする。もう追い出そうかな...

 因みに少女はまだ寝ている。まだ無害。

 リビングで横になっている少女をなぜかボーっと眺める。

 「なんか眠くなってきたな....」

 そういえば朝早くから誰かにたたき起こされた気がする。

 くそっ、こいつ憎い。

 時計の針はまだ六時半を示している。

 そりゃ眠いわ.......なんせ日曜だぜ....?




 頭上がムズムズする。

 何というか...これは

 電気。

 「....」

 どうやら寝てたっぽい。

 にしても居眠りから目が覚めるときって無茶苦茶電気とか気にならない?

 ....それはいいとして。

 少女はまだ寝てる。ついでに時計は七時を超えようとしていた。

 全然寝てないぢゃん。

 「はあ....」

 そうため息をつく。

 そしてまた横になっている少女をボーっと眺め....こいつ、目開いて俺の方見てる...

 「!?!?!?!?」

 怖い!怖すぎる!

 思わず飛びのく。

 やめろ!これ以上見るのやめろ!

 「起きてるんだったら体くらい起こしてくれよ.....」

 「え?今起きたばっかりだけど....」

 「あ、そうだったのか....」

 なぜかこいつとの会話は毎回上手くいかない気がするんだけど気のせいかな....

 「さっきはちょっとおかしかったわ、ごめんなさい」

 もしかして、さっき殺そうとした事を言っているんだろうか。その事なら正直いつもおかしい気がする。

 「ま、まあ、それはともかく、さっき言ってた運命が見えるってどういうことだ?」

 「言った通りよ。突然この先何が起こるかって見えるのよ」

 「マジか」

 「マジよ」

 「じゃあこれから何が起こるかわかるのか?」

 「わからないわ。突然誰かに送られてくるように見えるのよ」

 なるほど....てことは好き勝手に見ることは出来ないってことか...

 「ところで....聞いておきたいんだが....」

 俺は少し少女との距離を話しながら、聞く。

 「俺を殺す気はまだあるのか?」

 なんとなく聞いてみたが、答えは大体予測できる気がした。

 「殺す気は...ないわ」

 「お、マジか」

 「マジよ。気分だけど。気が変わればまた殺すわ」

 どうやら俺は気分で殺される人らしい。

 「冗談よ。そういえば私、あなたに呪われたの」

 「....は?」

 ....いきなり何言ってんのこいつ。

 「さっき私の力が強くなってるって言ったじゃない?それってあなたを殺してそうなったのよ」

 「別に強くなったらいいじゃねえか。何か問題でもあるのか?」

 「強くなるとね、強制的に見た運命になるように体を操られるのよ。今までも何度かあったけど、あなたを殺してからその強制力が一層強くなったの。....どういうことかわかる?」

 ....逃げろと。俺の本能が呼び掛けてきたような気がした。

 すぐさま立ち上がり逃げようとした俺に少女は声をかける。

 「別にまだ次の運命を見たわけじゃないからまだ操られないわよ。第一私はそこまであなたを殺したい訳じゃないし」

 「そ、そうか....」

 今思ったがナイフは俺が持ってるんだった。

 「どうでもいいけどお前の名前なんだ?」

 本当になんの意味もなくそう聞いた。

 「私?私は東田 芽夕よ。貴方は?」

 「俺は南 空也。ついでに出来れば貴方以外で呼んでくれか...」

 あれ、俺こいつに殺されたのに何で名前なんて聞いてるんだ....?

なんか書いててぐちゃくちゃしたような気もしますので後々まとめようかな....

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