part4 少女の答え
ギリギリ今週で投稿できました....
眩しい光が、窓から差してくるのを感じる。
「..........」
「」が付いているんだから、何か喋れよって思ったあなた。その通りです。
だが、意識があるけど起きられないって言う時があるのを是非とも知って頂きたい所である。
そう、言わば放っておけばもう一度寝てしまいそうな.....
ピンポーン
不意にインターホンがなる。
俺はその乾いた二音に無性に苛立ちを覚えた。
その時の俺にはインターホンなどと言うものはどうでもよく、とにかくこのまま寝てしまいたかった。
ピンポーン
とうとうここで苛立ちが眠気に勝ってしまったらしい。俺は体を起こすと、玄関の方へ向かった。
「...宅急便か何かか....?」
そう呟きながら扉を開ける。
──そこには、見知らぬ少女がいた。
少女とは言っても身長が俺より低いからそう思っただけで、もしかしたら俺と歳が近いかもしれない。
.....にしても何でいるんだ?あれか、罰ゲームでピンポンダッシュさせられたのかな?だとしたら早く逃げろよ!ピンポンステイになっちゃってるぜ!
何か可哀想になってきたので、声を掛けようとしてインターホンの方を見やると、
「あれ..」
そこにはおらず、何と俺の眼の前に立っていた。
無駄な考え事をしてボウっとしてしまう俺の癖か、ただこの少女が瞬間移動したのか、そんな簡単な区別を前に、俺は驚いて後ずさりをしていた。
そして思考が元に戻る。前者だな、明らかに。
「ど、どうしたんだ....?」
再び考え事をする前に、少女に話しかけてみる。
「ちょっと話がしたいんだけど、私についてきてもらってもいい?」
....何かデシャヴなんだが。
というか嫌な予感しかしない。
昨日殺されたからだろうか?俺の中で人を見たら泥棒と思えが人を見たら殺人鬼と思えに変わっている気がする。
「.....そのポケットに変なモン入ってたりしないか?....いや、昨日嫌な事があったからさ」
流石に疑い過ぎな気がしたが、今日に限ってはマジで怖い。
「......」
何を考えているのか、少女は下を向いて黙り込んでしまった。
少しした後、俺の方を向いて喋りだす。
「話が早いわ。昨日私があなたを殺したのは知ってるでしょ?」
「.......知らん」
おいおい、冗談だろ。
「え?じゃあ何で私を疑ったの?」
「そりゃあ単に殺された翌日で怖かっただけだし」
......本格的にマジでこいつが俺を殺したことになってきたぞ
「ちょっとまて、お前は昨日俺を殺したんだな?」
「えぇ、そうよ」
何の躊躇いもなくそう答えた。
....くそ、殺してぇ!
「所で貴方、何で生きてるの?」
物凄いことを聞いてきやがったこいつ。
そして目つきが怖い。
「何故か死なないんだよ。てか、俺こそ聞きてぇんだが、何で俺を殺したんだよ」
すると少女は一歩下がって話し始める。
「教えてあげましょうか。私には運命が見えるのよ」
....は?
「私限定だけど、どう行動すればどの結果になるかが前から判るの」
そう言いながら少女は苦しそうに頭を抑え始める。
「お、おい、大丈夫か?」
「.....え、えぇ、それで、貴方を殺した時、その力がより強くなったの」
話の方は訳がわからないが、段々と少女は辛そうになっていく。
「....正直もっと話したかったけど....つまりは....」
──少女はポケットに手を入れ、ナニカを取り出す。
それはもしかすると俺が最も恐れていた物かもしれない。ナイフだ。
「貴方をもう一度殺さなければならないということよ!」
正直早くこのチュートリアル的な何かを終わらしたいのでなるべく早くに投稿出来るよう頑張ります...