part11 巫女服の女性
どうも、kazeです!
結構近いうちに更新出来たんじゃないですかね!?
短いですけど!超絶短いですけど!
この機会に全部読み直してみてはどうでしょうか!?
ストーリーが理解できるどころか訳が分からなくなりそうですけど!!!
─少し状況の整理でもするか。
俺と芽夕は呪いが解けるはずであろう舟八口神社へと向かうはずだった。
「成る程、それでそれで??」
それでだな……駅から5分で着くはずの神社が何故か幾ら歩いても見つからなくて……
「気のせいじゃない?」
そしたら幽霊の如く急に知らない巫女服の人が現れて……
「それで今に至るって訳ね~」
よし、これにて状況整理完了。
「ねえ、貴方……さっきから何を考えていたの?」
そこで急に、芽夕が俺に話しかけてくる。
更にそこで、巫女服の女の人が俺の心を読んでいちいち反応していた事に数十秒位遅れて気が付いた。
「すまん、状況整理してた」
だって、普通じゃないことが起きたら誰でも状況整理とかするでしょ?え?しない?
「話を戻すけど呪いの事だったわね」
「……そうね」
女の人、芽夕と順にそう話していく。
「言っちゃ悪いんだけど、それ正確には呪いではないわ」
「え、そうなの?」
咄嗟に俺が反応した。
じゃあ、別に神社に行った所で解けないんじゃないか……?
「まあ、解けないかもしれないわねぇ」
何故だろうか。この人なら確実に解けそうな気がした。
「じゃあ、呪いじゃなかったらこの私の体の異常みたいなのは何ですか?」
肝心のその質問をした時、巫女服の女性は人差し指立て、口元に持っていきながらこう言った。
「ちょっと待って。私も聞きたいことがあったのよ」
口に当てている人差し指を今度は俺の方へビシッと指す。
「そこのお前、いや貴方、それとも貴様っ。聞きたいことがある」
ここで俺は察した。恐らく俺の読心術の才能が花開いて来たんだろう。
「俺の名前は南空也だが……」
「なるほどっ、ならば南空也!貴方から感じるそのビンビンした魔力はなにかな?」
そう言った後人差し指で俺の周りをくるくると回している。
「魔力って何の話だ?」
ここで俺の読心術発動!
……なるほど、どうやらこの女性は俺に何か変な宗教でも誘い込んでいるらしい。
そう考えれば今までの行動に全て合点がいく。
俺の心を読んだのは俺を不安にさせる為(俺の心を読むのは顔に出るから分かるらしいから誰でも出来るだろう)
そして突然現れることによって更に俺を不安にさせる為!?
「別に変な宗教に誘うつもりなんてないんだけどなぁ~」
くそ、この女性また俺の顔を読んで……!
ならこれはどうだ!
そこで俺は適当に思いついた単語を並べていく。
素数、数、時間、時計、針、痛覚、神経……
「素数・数・時間・時計・針・痛覚・神経」
「す、すげえ……」
これにはもうぐうの音も出ない。完敗だ。
「これでも一応人間じゃないのよ?私を崇める気でもなったかしらっ?」
結局この女性の目的は宗教勧誘だったらしい。
どうでもいいですがこの話と言うか章は後数話で完結しそうな勢いがあります。
まあ、今回の様に吹っ切れて短いともう少し増えるかもしれませんけど!