表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガーディアン  作者: フライング豚肉
第二章・ジプシーの意味は放浪者
40/923

暗雲

同じ頃、ヴィラレスク委員会に珍客が来ていた。

ブロンド、というより金と呼ぶに相応しい髪の短髪に碧い瞳、その鋭い眼光に見合った痩躯、しかしその身体は決してか細い訳ではなく、ただ単純に強さを秘めた体躯だ。

その穏やかな風体に似合わない野心に満ち満ちた瞳はどこかの王宮内にあるヴィラレスク委員会の一員と話す。


「そういう訳だ。我々使徒達は既に行動を開始しているが、君たちはどうかね?」


聞かれたヴィラレスク委員会の男は些か慌て気味に応える。


「私どももヴィルコラク団から幾人か派兵しております。掌握は時間の問題かと」

「その様な言葉を聞きに来た訳ではない。私が聞きたいのはその時間だ。既に星占に依れば件の者達が行動を始めている。輝石の確保、そして何よりあの預言者を消すは重要だ。足りぬと言うならば私が手を下す」

「お、お待ちを!」


と、身を翻そうとした男をヴィラレスク委員会の一員が止める。


「何かね?私が赴くと拙い事が?」

「い、いえ!ただ使徒殿に行動されてはかの都市が……」

「些か早くタリオスの祝福が届いた、そう言う結果になるならば好ましいではないか」

「しかしそれでは我が委員会の財政が!かの都市は無傷で掌握せねばタリオスの祝福を世界中に届けられませぬ!」

「ではどうするね?」


試す様な男に必死に言葉を重ねる委員会の一員。


「既に手は打っております!輝石の確保に向けて幾らか捕縛しております。加え、都市内に派遣した工作員の報告によれば預言者周囲の有力者は既に懐柔済みと」

「…………ふむ」


男はそうとだけ応え、やや表情を緩める。


「良かろう、貴君の努力は確かな様だ。ではそれに報いよう、必要な手立ては?」

「では先ほどの襲撃に関し、お願いします」

「分かった。そちらは引き受けよう。しかし件のヒエラコスフィンクスまでは保証し兼ねる」

「流石にあそこまでは追って来れますまい。もし仮に現れた場合はどうか退却を。生かしたまま捕らえたいので」

「そちらも分かった。しかしそう待たせるな、果実の脚は早い」

「はっ、アレッサドリ卿、貴方にタリオスの祝福有れ」


アレッサドリと呼ばれた男はそのまま身を翻し、足元にいきなり鎧をまとい、気付けば居なくなっていた。

それを確認すると委員会の男は安堵の息を漏らす。


(既にタリオスの使徒の内『拳』『胴』『瞳』『脚』『口』が動いているのか。では残る『耳』『腕』は一体……)


自身の身さえ怪しくなってきたと冷や汗を拭い、男もまた音も無く消えた。


ステータス更新


NAME・アレッサドリ

レベル・96

クラス・タリオスの瞳

筋力・B(EX〜H)

耐久・EX

敏捷・EX

魔力・A

対魔力・A

属性・光

保有スキル

スキル鑑定・EX

鷹眼・EX

戦術眼・A

技巧・A

内外政・A

交渉術・A

属性魔導・A

統率力・A

固有スキル

タリオスの祝福・A

魔導鎧装・EX

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ