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ガーディアン  作者: フライング豚肉
第二章・ジプシーの意味は放浪者
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託宣の子供達

議題が終わった中、最後まで会議の席に残っていたのはオエコラフと筆頭官僚の二人だった。

見るのは託宣の者に関する資料。


「カエデの忘れ形見か…」


その瞳には懐かしさと共に懺悔の暗さを灯しており、エイトリがとんとんとこめかみを叩く。


「今更泣き言なんぞ聞かぬぞオエコラフ。儂らで産んだ結末じゃし、その子らも今更謝られた所でなんじゃそれは、じゃろう」

「分かっておる」


苦虫を噛み潰したような表情のオエコラフと似た様な表情を作るはヴァインだ。

念写されたその絵を眺め、酷く寂しい表情を作る。


「だからこそ…だからこそ平和で静かに過ごして欲しゅう御座いました…私は嫌な大人になったものです」

「ふん、人の上に立つ以上綺麗事だけではどうにもならんわい!大の男二人が女々しくめそめそと、そのように泣く歳ではなかろうが、しゃんとせんか!」

「心得ております」


まったくやれやれとエイトリはかぶりを振り、どっこらと椅子から飛び降りる。


「エイトリよ、何処へ?」

「その例の忘れ形見を見に行くのじゃよ」

「程々にな、エーリカも儂の娘も居る。最悪大騒ぎだ」

「そーんなヘマ儂がするかい!黙って御主はめそめそしとれ!」


どこか愉しげにぼろを纏い、念写された人物を眺める。


「うーむ、それにしても、カエデに似てかわい子ちゃんよのぅ」


それはゲンゾーのみならず、チコも映っていた。

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