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ガーディアン  作者: フライング豚肉
第一章・身体が資本なじいちゃん
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エリルの矜持

ザグラスをゲンゾーが降した一方、エリルはマガフに向かい合い、傷だらけのままマガフを睨んでいた。


(こりゃあ舐めてたな。単なるデカブツだから石柱でブン殴りゃその内内臓潰して勝ちって考えてたが…)


マガフの脅威は何を置いてもその巨体よりも触手の多さに有った。

如何に石柱をぶつけようとその触手が無数に阻み、衝撃を効果的に散らすのだった。


「とはいえ啖呵切ったからにゃあ意地でも倒してやるぜ!」


と、再び石柱を振り回してマガフの胴を殴る。

が、再び触手がそれを阻み、いくつかの触手が先端の牙をエリルに踊らせる。


「舐めんなぁぁぁぁぁ!」


しかしエリルは力任せに触手を引きちぎり、そのまま石柱をマガフの胴にぶつける。

が、柔らかな体がその衝撃を遂に消し、一際大きな触手がエリルの胴を横薙ぎに吹き飛ばす。


「がっ!?」


肺腑から空気が全て飛び出し、意識が遠くに飛ぶ。

そのままエリルは地に盛大に打ち付けられ、マガフはゆっくりとエリルに寄る。

そして遂に動かなくなったエリルを触手が捉え、頭に有るすりこぎ状の歯が生えた口を開いた。

その口にエリルが入れられた刹那、


「ここまで運んでくれてありがとよ」


不敵にエリルが呟く。

そして全方位から迫る鋭い歯を抑えるように口腔内にて踏ん張り、


『盛れぇぇぇ!』


気合一肝、さけび声を上げた瞬間マガフは身体の内側から火を噴いた。

悶え苦しむマガフの口腔内よりエリルは飛び出し、石柱を掴み上げる。


「ゲンゾーにも秘密にしてた俺のとっておきさ。遠慮せず食ってけ!」


めきめきとエリルの腕が唸り、投擲される石柱。

それは全身に火を包まれたマガフの頭頂部に激突し、嫌な音を立ててマガフの肉を潰した。

右に、そして左にと身体を傾けたマガフはそのまま地に伏し、粒状の光へと溶けていった。


「ぶはぁ…」


と、息を吐き出して地に背を預けるエリルは、そのままぎゅっと掌を握る。


「俺だってなぁ、日頃ゲンゾーのしごきに付き合ってる身なんだぜ………」


赤枝対ザグラス一派は、こうして赤枝の快勝に幕を閉じる。


ステータス更新


NAME・エリル

レベル・18

クラス・不明

筋力・B(EX〜H)

耐久・B

敏捷・D

魔力・G

対魔力・H

属性・火

保有スキル

聴覚強化・C

暗視・C

投擲術・D

属性魔導・G

固有スキル

獣人族・D

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