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ガーディアン  作者: フライング豚肉
第一章・身体が資本なじいちゃん
22/923

彼の者、再び

その衛兵隊詰所は静寂に包まれていた。

頭が胴体に埋った者や、首が180度回ってうつ伏せに、されど天を虚ろに臨む者、全て死体と化している。

そこを無人の野と歩む人影が一つ、銀の髪に軽装の鎧、白目に当る部分が漆黒の剣呑な男。

牢の前で立ち止まると、牢の中にいたザグラスが怪訝な表情を向ける。


「誰かと思えば、其方か、デビオス殿」


デビオス、かつてゲンゾーから全てを奪った男は、かつてカエデの放った捨て身を感じさせず、しかして双角だったその角は右側が失せており、右の額に傷跡を見せていた。

何も言わずデビオスは牢を開けて入り、小さく手を動かしたかと思えばザグラスの拘束具が砕け散った。


「末恐ろしいな、相変わらず…これを砕くは骨だろうに」


戦慄と共に寄越したその驚嘆の言葉も介さずデビオスは踵を返し、慌ててザグラスはその背に言う。


「ま、待ってくれデビオス殿!私は確かに仕損じたが、まだ機会が失われた訳ではない!私は最早ヴィラレスク委員会にはいられようが無いが、この忠誠心のみはどうか信じてくれ!」


ゆっくりとデビオスは振り返り、ザグラスを見据える。


「幸いスパイワームはまだ機能している。あの小僧めをレベル1と侮り、敗れたは確かに私の失態だが、まだあの魔法使いを攫うのは可能だ。どうかその暁には」


ザグラスの必死な弁明にデビオスは暫し考え、何かを投げて寄越す。

それは掌程も有る輝石であり、禍々しい紫の光を放っていた。


「おお!かたじけない!デビオス殿、どうか吉報を待っていてくれ!我等が神王、タリオスの祝福を!」


それを理解しているのか、ザグラスは歓喜し、デビオスは何も言わずその場を後にした。


ステータス更新


NAME・デビオス

レベル・94

クラス・タリオスの拳

筋力・A(EX〜H)

耐久・A

敏捷・A

魔力・B

対魔力・A

属性・力

保有スキル

魔闘技・EX

明鏡止水・A

戦闘続行・A

歩法・A

五感強化・A

暗殺術・A

隠行・EX

固有スキル

タリオスの祝福・A

妄信・A

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