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掌編小説集5 (201話~250話)

奇妙な夢

作者: 蹴沢缶九郎

それはとても奇妙で不気味な夢だった。突然男の目の前に現れた禍々しい影が言ったのだ。


「私はお前の暮らす土地に昔から住み着いている悪霊だ。お前に恨みはないが、お前を呪い殺すとする」


男はそんな事をされてはたまらないと、悪霊に懇願し抗議した。


「何故そのような事をするのです!? やめてください!! 酷すぎるじゃありませんか!? 理不尽だ!! あんまりだ!! 」


「まあそう騒ぐな。悪霊とはそういうものなのだ。この呪われた土地に暮らしていた自分を恨め」


悪霊は不敵に笑い、男はそこで目が覚めた。寝覚めは悪く、寝間着は汗でグッショリと濡れている。なんともリアルな夢だった。いや、あれは果たして本当に夢だったのだろうか…。


「土地に住み着いた悪霊か…」


と、夢の中で悪霊が言っていた言葉を思い出した男は、さっそく運転席に移動しエンジンをかけると、自宅であるキャンピングカーを別な場所へと走らせた。

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