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3人と1柱の異世界旅  作者: pigro
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チーム 「乱怒」

陸を中心とした集団 「乱怒」 陸+17名のメンバーで構成されている。

リーゼントに色髪、長ラン、短ランetc. 一目見ると柄の悪い不良が集まっているという強い印象的を受ける。


彼ら「乱怒」の話しで有名な話しはなんといっても「町内会ゴミ騒動」だろう


町内会のボランティアの日に見るからに不良達が集まっていた。


「野郎ども、塵1つ残すんじゃねーぞ、行くぞオラァ」


リーダーの陸の大きな掛け声と共に


「「ウッス!!」」


という不良達の低音が辺りに響き渡ったと同時に鬼のような勢いで始まったゴミ拾い…


不良達が集まっているという通報を受けて来た警察官 数名が、その光景を見て固まっていた…武器を持っているという情報もあったが彼らの手にあるのは火箸だ。


警察官達が不良に敬礼して帰っていったという警察官に敬礼をさせる不良達・・・その光景は町民達の間でも大きなニュースになったこれが

「町内会ゴミ騒動」である。


元々、陸の強さに憧れて弟子入り?した人数が増えていって今の集団が出来た 、「ケンカは自分からは売らない」という事以外決まりごとのない集団だが、ケンカ以外の悪いニュースが流れた事は1度も無い 。


むしろこのような感じで陸の趣味である町のボランティアに参加している為、案外評判がよかったりする。


しかし今日のメンバー達の様子は、ボランティアの時と180°違っていた。


彼らを包む覇気が明らかに異質だった…


~~~~~~~~~~~~


「どうだ、見つかったか?」


合流したほかのメンバー5名と情報を交換する陸。


「いえ、これと言った手がかりは、ありません…しかし気になることが1つ…」


丸坊主に短ラン姿のメンバーが話しを続ける


「犯人を探す為に他校の不良達のそれぞれのたまり場に行ったんですがどこの高校の奴等も居なかったです」


「ん?…何処の高校の奴等も居ない…」


トゥルルルルrrr♪


考え事をしてた陸のポケットから着信音がなり響く、取りだし電話の相手を確認した瞬間、急いで電話にでる。


「おい!コウスケ今何処にいる」


電話の受信画面に表示された名前は拐われたメンバーの1人、コウスケからのものだった。


しかし


「ざんねんでした~電話の持ち主は今おねんね中で~す」


まとわりつくような不快な声がスピーカー越しに聞こえてくる


「くっくっく 無言、い~ね♪君の表情を想像するだけで楽しいよ」


スピーカーから聞こえる声が続ける、予想していた声と違い、陸は固まってしまった。


「おい…おまえ誰だ、コウスケとシュンはどこにいる」


ドスの効いた声で問いかける


「くっくっく 君を恨んでる者の一人とでも言っておこうか、ついでに場所も教えてあげるよ、南高近くの元製薬会社の廃ビル 是非とも君たちを招待したい、たっぷりとおもてなしをしてあげるよ、くっくっく」


明らかになにかしらの罠ないし準備はしているであろう、スピーカー越しには小さい音だが何人かの笑い声も聞こえてくる


「じゃあ、そのおもてなしをしてもらいに今から行ってやる、おもてなしがしっかりと出来るように準備しておくんだな」


陸はそう告げると共に電話を切った、すぐさま周りのメンバー達に声をかける。


「一応居場所の手がかりが解った、確実に罠だろうがあえて引っかかり情報を引き出す、取り敢えずここの6名で行こうと思うお前ら大丈夫か?」


確実に罠がある所に踏み込む為、ほかのメンバーに確認おこなう。


「もちろん大丈夫に決まってます、なぁお前ら」


「「ウッス」」


リーゼントの三井やほかのメンバーも答える


「じゃぁ、行くぞ」


「「ウッス」」


ゴミ清掃時の掛け声に比べ、字づらだけ見るとふつうの掛け声だったが、言葉に込められた重みが違っていた。

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