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ガクブル

お久しぶりです。亀過ぎですが、それでもいいというお優しい人は続きをどうぞ。m(._.)m

どうも来夢です。あの後は大変でした。ウォルフさんは静かに怒るは、シーファさんは笑いまくって死にかけてるはで話が出来ませんでした。兎の人は今現在も床に伸びています。言わなくても分かると思いますが、ウォルフさんが一撃でやりました…。音…凄かったなー。

今も同じ場所に居ますが、空気が悪くてヤバいです。二名が動く事がなくなったので、ウォルフさんと二人きりと言っても良いですね…。こんな二人きりは嫌だ。


「…話の続き何だが、良いか?」

「ハイ!!」


「人には当たらないから落ち着け…。」


つまり、物にアタルワケデスネわかります。体が震えて止まらないです。歯もガチガチいってる気がします。息が白いから眼鏡が…?息が白い…?この部屋こんなに寒かったですか!?


「ウォルフさん…寒く無いですか?」


「あ、すまない。魔力が漏れてたようだ。」


「魔力?って何ですか。」

「魔法になる前段階。」


「そうですか…」


解ったようで解らないー。あ。もしかして、お風呂で見た光ですか?それなら解りますかね。でも、そんな光見てない…?おかしいなー。


「一応言っておくが、本当の名前は言ってはいけないからな。」


「名前…ですか?」


「真名というが、真名は祝にも呪いにもなる。」


「名字は含まれますか?」


「含まれない。」

「それなら大丈夫ですね。」


「何が解らないのか分からないから聞いてくれ。」

「はい、じゃあ…私のような人は居ますか?」


「この国には居ない。人の国にならいる筈だ。」

「人の国なら人は居ますよね?」


「…召喚された人の事だ。普通の人はいるにはいるが、少ないし変人ばかりだ。」

「そうですか。やっぱり、耳を隠すべきですかね?」

「そうして貰えると助かる。」


そういえば、どうして分かったのかな。


「どうして私が召喚されたと思ったんですか?」

「それは、俺達がいるこの国と人の国は仲が悪いからだ。人の国は俺達に対抗するために召喚をする。そして、召喚した奴を使う為にわざと一人はこの国に召喚される。勇者の想い人を…。」


「傍迷惑な国ですね。勇者達もですけど、想い人も可哀想ですね。本当に巻き込まれただけじゃないですか……?想い人?誰が…?」

「ツダだな。」


「いやいやいや!私を好きな人なんていませんよ!!何かの間違いです!接点があったのだって一人だけですし!!」

「そいつが勇者だな。」


「お願いだから、誰でもいいから嘘だと言って…。」

「ツダの真名を知っている奴はいるか?」

「いないです。」


クラス名簿からノートに至るまで、全ての物には名を書いていないか黒く塗りつぶしていましたから。知っている人は家族だけですね。


「それならいい。」


何故、そんなことを訊いたのだろうか…。分からないからどうでもいいですね。真名を知られて遠くから呪いを掛けられるなんてこと、ありませんよね。


「あぁそれと、明日に国の王へ挨拶に行くから。」


「何でそんなことをついでで言うんですか!」


王って偉い人じゃあないですか!それが本題でしょ普通!!というか何で?


「それって私もですか?」

「ツダが目的だが?」



「勇者の想い人を合わせられなかったら、それこそ人の国あいつらの思うツボだからな。見付けたら、王に連絡しないといけないんだ。」


「つまり、勇者に悪者扱いされて面倒だからいつでも合わせられるようにするためですね。」

「まあ、そう言うことだな。」


納得しました。会いたくはないですけどね…。

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