表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

「卒業」

作者: 松山英浬

一粒。

また 一粒。

涙がこぼれていく。


卒業証書

卒業アルバム

卒業写真


卒業ってつく言葉があるだけで、クラスの雰囲気が変わる。

なんでだろう。

苦手だった子とも、仲良くなって、いつのまにか一緒に別れを惜しんでる。

男子も女子も構わず、「さよなら」って。


いつも眉間にしわを寄せて、いつも怒鳴ってて、みんなから恐れられた、先生が泣いた。

「これは涙じゃなくて、汗だ。」

って言い張ってるけど、泣いてるじゃん。

ずっとにがてだったけど、生徒のために涙流す先生は嫌いじゃない。

怒ってたのは私たちのためだって、ようやくわかった。


卒業てこういうことなんだ、ってようやく理解してももう遅い。


私たちは五年後の再会を約束して、校門を出た。

読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ