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間逆   作者: 菅野いつき
第二章   そして、始まった
3/14

三年生

おはようございます。単語ひとつ答え出します。答えは、足です

         第三話



 私達が三年生になった。私は、男らしい性格になり。女子より男子のが友達が多いというしまつ。私は兄が二人もいるものだから、友達も歳上に多かった。


  三年生になってから3ヶ月後


 光は、優しかった。


 ある夏、プールがの授業が始まった。

 私の学校のプールは広い、三クラス合同で入った。

 今日は初日。プール初日は自由に泳げる。しかし、私はスイミングスクールに通ってなければ、プールにもあまり行かない。でもって身長は低い。背の順では前から二番目になるほど低い。だから、中心の深い場所には行けない。でもって、泳げない。結果ビートバンを使って浅いところで一人で遊んだ。 

 別に寂しくはなかった。浅い方で泳ぐ練習などをしてたから。

 すると、光がビートバンを持ってやって来た。

「なんだ。女光。一人とは珍しいな」

 光は本当に珍しそうに言って、プールの中に入ってきた。

「別に泳ぐ練習してるだけだし!」

 私は光の顔を見ないでいうと。スラッと逃げるように顔を水につけようとした。だが、浸けられない。

 そう、さっきっからこれだ。泳ぐ練習などと、偉そうな言葉を言ってしまったが、それ以前の問題で顔を浸けられないのだ。それは、一年生、二年生の時も同様にだ。

「お前、まだ顔つけられないのか?」

 光は優しい口調で言った。だが、私はそれを嫌味に捉えイライラしだす。

「顔くらい浸けられるよ!泳げちゃったりしちゃうし!」

 私は強がった。強がってビートバンを投げ出した。そして深い方へ行き息を止めて泳ごうとした。私の記憶はそこで途切れてもいないが、意識が一瞬飛んだのは事実である。

 私は見事に溺れたのだ。その時、彼が私を引き上げたのだ。私はその瞬間は記憶にあり、次の記憶がプールサイドで先生に「大丈夫か?」と言われたことである。



 その日の帰り道。

 私はいつもどうり歩いていた。横には、笑顔でずっと喋っている光がいた。

「あの……光。」

 光は口を閉じどうしたの?という顔で私を見る。

 セミの声が、聴こえた。

「ちょっと、うるさい。」

 本当はプールの時のお礼を言うはずだったのに。口をついたのはこんな言葉だった。

 しかし、彼は怒る事はしなかった。ただ、笑ながら、 

「僕がうるさいのは今に始まったことじゃないだろ?」

 と言った。


 夏休みが始まった。宿題も始まった。

 今年も素晴らしい量の宿題だ。私は溜め込まないように、3日は遊ばず、宿題に熱中した。

 昼間、一人の家は寂しかった。

 兄は友達の家に遊びにいっていていない。父は仕事、おばあちゃんは去年、亡くなってしまった。結果私は昼間は一人だった。

 しかし、それもたった三時間の間だった。家のインターホンが鳴ったのだ。しかもそのあとに、「女光」と呼ぶ声。

 私は玄関を開けた。

「遊ぼう。」

「今宿題やってる。」  

 光はつまらなそうに、走ってどこかへ行ってしまった。私は少しふてくされて、リビングへ戻った。

 すると、すぐにピーンポーンというインターホンがなった。 

 私は玄関を開ける。

 そこには、光が笑顔でたっていた。手には【夏休みのとも】と書かれた問題集が。

「僕もやるよ」

そういうと、光はニッと歯を見せて笑った。眩しかった。光の後ろにある太陽が。

 宿題を始めてしばらくたった。

 私は向かい側の席に座っている光を見る。真剣にやっていた。

「なんで、いちいち僕の家でやろうと思ったわけ?」

 私はお得意の少し聞いてる方がムカつくようなそんな口調で言った。

「ここの方が静かだから。」

 光は顔をあげずに言った。

 私はそんな、彼に少しイライラしていった。

「それだけ!?」

 光は顔をあげた。その顔にはこう書いてあった。『逆に他に理由はあるの?』

 この頃の私はわからなかった。彼のこの優しさに、彼は私が一人でいることを知っていた。だから、だから彼は私の家に来たのだ。



 あれは、確か夏祭り前だっただろうか。

 私は宿題も無事残すものが絵日記だけとなった。

 そんな私は、思いっきり遊んだ。木登りをした。吹き出し花火などの火遊びもした。鬼ごっこをした。

 今日の三時からは、いよいよ、夏祭り。小さな祭りだが、私はいつもよりもはしゃいだ。こういう日にはしゃぐのはとても危ない。ということをこの日はじめて知った。

 私は走って見事に転んだ。おまけに左足を捻ってしまった。物凄く痛かった。立ち上がれないくらいに。

 それでも私はお祭りに行きたかった。 

 すると光は私をおぶって連れていってくれたのだ。重たい筈なのに光は弱音をはかなかった。 

 小さなお祭りで人も少ない。だが、店はたくさん出ていた。

 だけど、彼は私が行きたいところに優先的に行った。



 この次の日私は病院に行った。私の左足はヒビが入っていた。


 これが、三年生の話

読んでくださりありがとうございましす。もう、飽きてますよね。

次回作か、話は大きく動きますよ。きっと

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