小学一年生
おはようございます。
恋愛小説ですよー
なんとなく、実際していそうな話にしています。
毎回恒例、この小説はこんな単語でできた単語クイズ
今回は単語は2つです
第1章
私が小学校入学式の次の日。
私はそいつにあった。
そいつは、怖がりだった。
そいつは、弱虫だった。
そいつは、鈍かった。
しかし、そいつは優しかった。
そして、私と同じ名前を持っていた。光という名を。
小学校一年生
私は、入学式の次の日。兄、翔輝と宏樹がいる登校班で登校した。
胸がわくわくした。新しく歩く道にわくわくした。新しい発見に胸をときめかせた。そして、新しい友達に胸が高鳴る。
登校班には見慣れた顔もあったが、見慣れない顔もいくつかあった。
その中の一人。光という男の子がいる。その子が同い年と気づいたのはその2日後だった。
2日後。
いつも、母親に連れられて帰っている男の子は、今日は一緒に帰るようだった。ちなみに、彼には一人兄が下に妹が一人いた。
一年生は、まだ午前中だけなので他の学年より先に帰った。
私は、幼稚園からの友達が多かったので帰り道は、一人になることはなかった。
だが、光は一人だった。
一人で少し後ろを歩いていた。
私は最初の方は自分で話かけて入ればいいのに。と思った。
しかし、見ていられなくなり、彼の近くまで行き、声をかけた。
「ねぇ、光くんこっち来てさぁ、一緒に帰ろう?」
光は嬉しそうに頷いて、みんなの輪に入った。
この日から私は光とその家族と良く遊ぶようになった。
放課後、私と私の3つ上の兄の翔輝と光とその兄の、隆馬と四人で遊ぶことが増えた。
一番上の兄は中学一年なので、土日も部活でたまにしか遊んでもらえなかった。
光は臆病だった。
ある日の日曜日。四人で森に入った。深い深いそして、大きな森である。そこに小さな浅い川があった。
私達兄弟はその川をジャンプして渡った。隆馬もジャンプして、川に落ちた。
隆馬は笑いながら冷たいと言ってこっちへ来た。三人は川を渡った。しかし、光だけ、渡らない。
怖いと行って来ない。
二人の男子は呆れて探検を始めた。
私は彼に大丈夫だから飛びなよっと言ったが、怖がってけっして、飛ぼうとしない。
「男のくせに!」
私は叫んだ。
光はふてくされて、帰ってしまった。
先に行った兄二人に合流して、光のことを話すと、光の兄は「あいつ臆病だからな」と笑った。
私の兄は、「もうちょっと勇気出せば面白いのに。」といった。
光は怖がりだった。
ビックリしたのはその年の夏のことだった。
夏は夕立がすごい。私達は家の近くにある森と林を秘密基地にして、遊んでいた。
最近の流行りが鬼ごっこ。
秘密基地を使って鬼ごっこをしていた。メンバーも少し増えていた。
その日の夕方は夕立こそ来なかったものの雷がなった。
そのとたん光は怖がった。
雷は恐怖だったらしい。すぐに帰ってしまった。
隆馬は呆れていた。
光は、甘えん坊だった。
私には母親がいなかった。だから、光のお母さんは私の母みたいな感じだった。
みんなでいつも通り遊んでいた。
しかし、光の家から車のエンジン音が聴こえると「どこいくの?ねぇ、」
といって去っていくものだった。
一つ笑ってしまった出来事がある。
ある夏の日。夕立がきた。
光が帰っても私達は遊んだ。秘密基地は雨がしのげる森だったのでみんなで木登りの練習をして遊んだ。
やがて、雨は強くなった。これ以上は無理となりみんなと解散した。
そのまま、家に帰る。
家の玄関を開けるとおかえりというおばあちゃんの声がした。
私はリビングのドアを開けた。
テーブルの上には、お菓子とジュースが入ったコップが一つ。椅子にはふてくされた横顔。
「なんでいるの?光くん」
そこには、光がいた。
どうやら、家に誰もいなくて、鍵がかかってたらしい。
このあと、隆馬が迎えに来て帰っていった。
これが、小学生一年生の話である。
続きますよ。
光二人なんか、この続きを思い浮かべたらわくわくしてきました。