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神才の少女は恋愛から逃げる  作者: 茜猫麗華


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2/4

神才の少女、服を着る

私は人間さんを少しつけたのだけど、

森からは出てはダメとオオカミさんから言われているので

途中から森のギリギリまでつけてみたんだけど



「フェンリルの毛、献上しようぜ?もしかしたら貴族位がもらえるかもしれねぇ、(若い男の人)」

「おい!それなら分前はどうすんだよ!みんな均等にしようぜ?(一番若い男の子)」

「いや商人に高く売りつけようぜ?(若い男の人2)」

「...(最年長の人)」

「私が高く売ってこようか?(若い女の人)」

喧嘩をしだした、



パーティーのうちの一人はフェンリルの毛を献上して貴族位をもらって独り占めにしようとしてて

もう一人は王族に対して売ってみんなで売ったお金を分けようとしていて

他の男女二人は多分持ち逃げしようとしてて

あと一人の最年長の人は触らぬ神に祟りなしっていう感じだね



「お前ら全員持ち逃げする気だろ!(一番若い男の子)」

一人は平和に分けようとしてるみたいだけど、

他の三人は全員個人で名声を手に入れようとしてるけど、



「...(最年長の男の人)」

最年長の人はずっと黙ってる、

何を考えてるのかな、



しばらくして最年長人はしびれを切らしたみたいで

「いい加減にしろ!フェンリルの毛は王族に献上!分前は全員均等!わかったな!(最年長の男の人)」

そう言いながら全員を睨みつけていたけど、



「...(3人)」

もちろん独り占めにしようとしてた3人からは睨まれてて

「...!(一番若い男の子)」

一番若そうな子からは尊敬の目で見られてるみたい



そんな様子を眺めていたら

「おい、こんな森の端っこまで来てどうした?」

普段は会わない鳥さんに会った




「人間さんたちがどっちの方角から来たのか気になって、つけてきちゃったの」

それを聞いた鳥さんは不思議そうな顔した

「ふ〜ん、ま、オオカミどもからバレないように気をつけろよ?人間どもにもな」



そう言いながら鳥さんは静かに飛んでいったけど、

確かにここまでつけてきたってバレたらオオカミさんたちに怒られちゃいそう、

内緒にしておこう、



「今日はここで野営しよう(最年長の男の人)」

みんなに指示を出してるみたいだけど



「はいはい、(若い女の人)」

「わーったよ(若い男の人)」

「はい!(一番若い男の子)」

「めんどくせぇ、(若い男の人2)」



各々文句を言ったり素直に返事をしながら

野営の準備をしてるみたいだね

「私もそろそろみんなの所に戻らないと」



そう思って私もオオカミさんの所に帰りました

そうしたら

「なんで人間をつけたのか説明してもらってもいい?(オオカミ2)」

バレてました



まあ、オオカミさんって鼻がいいから

バレるのは当然だったかも、

「人間さんたちが森から出れるか心配で、」

「そんな言い訳はいいから、本音は?(オオカミ2)」



本音?私は本当に心配になっただけなんだけど、

「他の3人には言わないから、私にだけは教えて?」

心配そうな、少し悲しそうな目これに私はなんて答えればいいのかな、



「少し、ほんの少しだけ、人間の街の方向が気になったかも、」

そう言ったら、少し安心したような、少し悲しそうな目をしながらオオカミさんは

「そうだよね、その気持ち、少しわかるよ、」



そう言ってオオカミさんは話し始めた

「私もね、人化の術を使って、街に行こうとしたことがあるんだ、お父さんお母さんに黙ってね、」

そう言っている目は懐かしんでいるな感じがした



そうしてオオカミさんは人の姿になってくれた

「とっても美人だね!」

「だろう?」

そう言いながらオオカミさんは笑顔で答えてくれた



「そして、人間に自分のフェンリルの毛をオオカミの毛と言って人里で売って生計を立てていたんだ」

「え?でも、毛には限りがあるんじゃないの?」

「私達の場合魔法で毛が伸ばせたりするから安定はしてたんだよね」



そう言いながらオオカミさんは毛を伸ばして見せてくれた

「すごい、これならもっともふもふできるね!」

「普通は刈って売ろうとするんだけどね?」



そう言いながらオオカミさんは苦笑いをしていた

「それで、生活をしていくうちにとある貴族の目に止まっちゃってね、」

「...どういうこと?」

「...見初められちゃったのさ」



私は見初められたの意味がわからず考えていたら

「要は気に入られちゃったってことさ」

「そういう意味なんだ!」

私は新しい言葉を知った



「それでその貴族から逃げるために街を出たんだ」

「?なんで?気に入られたのに?」

「興味のないやつから気に入られても不快なだけだろう?」

そう言いながら今でも嫌だと言わんばかりの顔で説明するオオカミさん



「でも逃げてもそいつは追いかけてきてね、逃げている途中で知ったんだけど相手は公爵家だったのさ」

「公爵家って?」

「王族を除いた最上級の位の貴族さ」

そしてオオカミさんは呆れたような顔で続きを話しだした



「それから一年以上街を転々としてるのにそいつは追いかけてきてね、途中で私も諦めてそいつと結婚したのさ」

「え?オオカミさんって結婚してたの?」

「うん、昔にだけどね、そして結婚してからもそいつの執着がひどくてね、愛されてはいたんだけどねぇ」

懐かしそうに目を細めながら喋るオオカミさんはどこか愛おしそうでどこか寂しそうだった



「そして私はフェンリルで相手は人間、もちろん寿命が違うわけで相手のほうが先に死んじゃったのさ」

「...寂しかった?」

「まあね、ま、今となっては思い出話さ」

「...うん、」

「そして公爵位も私が継いでたんだけどね、息子が爵位を継げる年齢になったから私は息子に継がせて森に逃げたのさ、そして、今は同族あいつらに会って、」

そう言いながら私を見て

「あんたにも会えて、私は幸せだよ?」

そう言いながらオオカミさんは撫でてくれた

「うん、私も幸せだよ、ママ、」

そう言ったらオオカミさんは驚いたように目を見開いて

その後に愛おしそうな顔で

「目一杯幸せになるんだよ、」

と言いながら撫でてくれた



「おー、二人はなんでくっついてんだ?しかもなんでお前は人化使ってんだ?(オオカミ3)」

そう言いながら帰ってきたオオカミさんに対して呆れたような顔で

「...これだから空気の読めないやつは、(オオカミ2)」

そう言いながらオオカミさんはオオカミさんをひっぱたいた



「痛っ、なにすんだよ!(オオカミ3)」

「空気の読めない獣にお仕置きしただけだよ(オオカミ2)」

そう言いながらふんっ、と言う感じに顔をそらしたオオカミさん、

不機嫌になっちゃったのかな、



「...」

私は無言でオオカミさんに抱きついた

「っっ!」

そうしたら嬉しそうな顔で抱きついた私を抱きしめ返して撫でてくれた、

よかった、機嫌が治って、



「...人化の術を使っているということは、お前の過去について話したのか?(オオカミ1)」

「...少しだけね(オオカミ2)」

「!まさか、あのことは話してねぇだろうな!(オオカミ4)」

「まさか!話すわけないじゃない!」



あのことって何かな?

「あのことって、なぁに?」

「ううん、あなたは気にしなくていいことよ?それにもうそろそろ寝る時間なんだから水浴びとか済ませてきなさい?(オオカミ2)」

「オオカミさんも一緒に水浴びしよ?せっかく人間の姿なんだし!」



そう言ったら仕方ないわねぇ、みたいな笑顔で

「いいわよ?その代わり準備をお願いできる?(オオカミ2)」

「うんわかった!すぐ準備してくるね!」

そう言って私は準備をしに行った



「本当に話してないんだろうな、(オオカミ1)」

「本当よ、話すときは、今じゃない(オオカミ2)」

「...(オオカミ3・4)」

そんな会話をしているのを知らずに私は洞窟の外で準備をしていたのでした



3日後

「フェンリルの御方、約束通り服や地図を買ってきました、出てきてはくれないだろうか(最年長の男の人)」

「...来ませんね、(一番若い男の子)」

「...(他の三人)」



オオカミさんたちが出ていかないのには理由がある

その理由はおそらくだけど女の人と男の人が攻撃魔法の準備をしているから

「なんで出てこないのよ、(若い女の人)」



あなた達が攻撃魔法を構えているだからだと思うけどなぁ、

そう言いながら私は木の上から見守ってたんだけど

「そこにおるのは誰かな?(最年長の男の人)」



!まさかバレるなんて、

まあ、最年長の男の人は重戦士って感じで経験豊富そうだから気配でバレたのかな、

そう思いながら別の木の上に移動したんだけど、

「三日前も木の上から覗いておったようだが、あまりいい気分じゃないから、失せろ(最年長の男の人)」



すごい威圧感、

それだけの経験を積んできた歴戦の重戦士ってことなのかな、

「私のことは気にせず、ないものと扱ってください」

そういったんだけど



「フェンリル殿にも不愉快な思いをさせるかもしれない手前、排除させていただこう(最年長の男の人)」

そう言いながら最年長の男の人は他の二人が魔法を構えていたのを知っていたようで、

私の方に放つように指示を出した



「っ、」

避けられないっ!

と思い死を覚悟したら



「そやつには手を出さなくていい、われの友人だ(オオカミ1)」

それを聞いた瞬間最年長の男の人は片膝をついて

「ご友人とは知らず、無礼を謝罪します、」

といって頭を下げた



ちなみに魔法で私が死んじゃうかもって思ったときには

オオカミさんが結界を張ってくれていてとっても安全だったとのこと、

魔法ってすごいんだね、



「ふむ、約束の品、確認した、できれば定期的に服や日用品を調達してきてほしいと思っているのだが、いいか?もちろん追加の毛も用意はしよう」

それを聞いた最年長の男の人は一瞬驚いたように眉を寄せていたがすぐに真顔に戻り

「わかりました、定期的とは、どの程度でしょうか、」

と返答をしてきていた



オオカミさんは聞かれて足を自分の顎に当てながら

しばらくした後に

「一月に一回程度だ」

と答えたら



「どの程度なら喜んで引き受けます」

そういって最年長の男の人は引き受けていたんだけど、

「...(3人の男女の人たち)」

他の三人は少し不穏な空気をまといながら帰っていった

ちなみに男の子は常に最年長の男の人を尊敬の目で見ていました



翌日

そうして私は人生初めての服を着ようとしていたんですけど、

あ、ちなみに今までは適当に動物の毛皮を着てました

まあその方が寒くないし便利だと思うんだけど、



「町娘みたいで可愛い!(オオカミ2)」

「...」

私は着せ替え人形にされてました



まあ肌触りは毛皮よりもいいし

可愛いから嫌いではないんだけど、

なんか、いつも毛皮を着ているから違和感、

ちなみにオオカミさんからは好評です



「何でも似合うわねぇ、今度はこの服はどう?」

そう言いながら次々と着せ替えられる、

ちなみに他のオオカミさん(3人)は私達二人をおいて狩りに出かけてます



そうしてその日は私は着せ替え人形にされて終わったのでした

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