表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

1話 美少女に配達

俺は20歳の大学生の佐藤駿。ピザ屋で配達員のバイトをしている。特に特技はない。唯一、趣味でアニメが好きだ。彼女もできたことがない。いわゆる彼女がいない歴=年齢なのだ。一つ言うなら1番時間を使っているのはバイトだろうか。そんな俺はいつも通り今日も配達をしている。晴れの日も雨の日も雪の日も。


「おーい!佐藤君!これ配達お願いして良い?」


10個も上の先輩の三木さんだ。大学を卒業してからずっとここでフリーターとして働いてるらしい。


「あ、はい。行ってきます!」


ピザ屋のバイトは良い。接客するのは、着いてからの数分だけで良いし、バイクにまたがって捻ってれば1日が終わる。たまにチップも貰えるし、飲み物も貰えるし。でも急げば事故るかもしれないし、遅すぎても怒られる。めちゃくちゃ可愛いお客さんもいれば、めっちゃくちゃヤ◯ザみたいなのも頼んでくる。まあ辛くないから続けてる。


「よし着いた、インターホンインターホン」


「はーい!」


最近の流行りは、インターホン越しの声で可愛いか可愛くないかを当てること。今回はめちゃくちゃ可愛かったな。だけど2ヶ月前ぐらいめちゃくちゃ可愛い声だったのに50歳ぐらいのおばさん出てきたな。


「お待たせしましたー!ピザーノです」


ガチャッ…


「お待たせしました〜、お先に商品の…」


これはびっくりした。めちゃくちゃ可愛い、金髪のショートカットの子が出てきた。同い年ぐらいだろうか。こんな美少女見たことないぞ。俺は5秒ぐらい見つめてしまった。


「どうしました??」


「あっ、すみません!!お先っに商品っの、お渡しになりまっすっ!」


めちゃくちゃテンパってしまった。有名人と話しているつもりになってしまって、めちゃくちゃ緊張している。こちらを少し笑いながら見ている。


「ありがとうございますっ!クレジットカードでもう払ってありますよね?」


くそ、こんなときにクレジットカードか…現金だったら手が触れられたのに…そんな少し気持ち悪い妄想をしながら、クレジットカード支払いにキレていた。まあ今日はラッキーだったな。


「そうですね。またのご注文お待ちしておりますっ」


「あ、ちょっと待って!!」


なんだ?今流行りのニンスタ交換か?それともRINE交換か?ある訳ないけど。


「こんな暑い日に配達ご苦労様です!!これ、、よかったら!」


なんとキンキンに冷えたお茶を渡してくれた。たまにあることだがそれに俺は心を打たれてしまった。この美少女の笑顔だけでも水分補給なのに。


「あっ、、ありがとっございますすす!!」


「はーい!」


めちゃくちゃ嬉しかった。また頼まないかな?俺は早速キンキンのお茶を飲んだ。

美少女のお茶は味が格別に違う。俺はルンルンで飛ばしながら店に帰った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ