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20000年後の世界。  作者: 咲間 初夏
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アメリカ大陸編

私とお兄ちゃんは山を下る。山のふもとまで降りたところで初めて山の下の景色を見た。割れている道路、荒れた森林。どうやらここら辺は安全なところではないらしい。

「道、悪いねお兄ちゃん。」

「ああ、気をつけていこう。」

山を降りてしばらく歩いていると何やら建物が見えてきた。崩れている。昔は栄えていたのだろう、この街は。

「お兄ちゃん、ここら辺で今日は休もうよ。そして、明日はここを探索しよう。」

「……そうだな。」

崩れた建物の中で休むことにした。幸いにも建物の中には毛布が大量にあった。正直家よりも寝心地は良さそうだ。

「おやすみ。」

……。ガタ。ガタ。

「ん。なに、!?。」

お兄ちゃんがいない。さっきまで寝ていたのに。持ってきていた食糧もない。荷物もない。お兄ちゃんが寝ていたところには手紙だけが残されていた。

「すまない。」

と書かれた手紙だけが。私はこの世界で一人ぼっちになってしまった。

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