5.偶然には偶然が重なるもので
実力テストも終わり、待ちに待った昼食の時間だ。
ここの食堂は料理も美味しく、あっという間に席が埋まる。クレハと合流するより先に、席を取っておく必要があるかな?
そう思っていると、
クレハ「あ、いたいた!おぉ〜い!シャルちゃ〜ん!」
クレハが声をあげる。
?…その左手に掴んでいる人は誰?なんだか引っぱってる様だけれど大丈夫?
クレハ「おいついた〜」
私「もっとかかるかと思った。……で、そちらは?」
クレハ「ああ、こっちはフィーリアちゃん!
フィーリアちゃん、こっちはシャルちゃん!私の友達なの!」
フィーリア「あっえっと…よ、よろしくおねがいします…////」
私「よ、よろしく」
あがり症でも有るのかな
ということで、食堂にて席を奇跡的に確保できた私達は、思い思いの物を注文し、席に着いた。
私「んー、やっぱりここのオムライスは絶品ね。」はむはむもぐもぐ
クレハ「シャルちゃんほっぺまんまる!」
クレハに笑われた。
私「なによ、笑うことないじゃ無い!」
特に気にもしないけれど冗談混じりで怒ってみる。きっとお互いにいい笑顔なんだろう。
フィーリアが私達を見て微笑んでいる。緊張はほぐれただろうか?
フィーリア「仲が良いんですね。」
私「羨ましい?」
フィーリア「あ、いや…」
クレハ「んー、フィーリアももう友達だから一緒に笑って良いんだよ!シャルちゃん面白いんだから!」
どういう褒め方なんだそれは。
フィーリア「あ、あはは」
ほら、苦笑してるじゃないか。
目の前のオムライスも半分ほど食べ終えたところで、食堂内を先程からウロウロとしている気配がしたためふと気になって見渡してみる。
あの人は…テストの時に居た…セレスティア?だったかしら。どうやら席が空いておらずお盆片手に彷徨っている様だ。
私「ちょっと、そこの…セレスティアさん?」
セレスティア「?あぁ、午前中の。」
私「よかったらこっちに座って。椅子一つ余ってるし」
セレスティア「ありがたい。」
彼女はホッとした様子で私達の方まで来てくれた。
クレハ「ん?シャルちゃん、誰この子?」
私「ん、さっきテストの時一緒だったの。あの魔法はかっこよかった。」
セレスティア「セレスティア=リーゼライドだ。よろしく頼む。」
クレハ「うん!私はクレハ!よろしくね!」
フィーリア「あ、えっと…フィーリアって言います。よろしくお願いします。」ぺこり
私「私はシャル。仲良くなれると良いね。」
そこからは終始穏やかな昼食の時間となった。
そして、どうやら私達4人は同じクラスで有る事も判明した。
第一陣愉快な仲間集結完了です。




