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神と人間  作者: ゆうや
一章
6/20

最終話

「痛ぇ~」


目を覚ました相馬は周りを見回す。どこを見ても、白一色。この場所には見覚えがある。

ここは…………


「相馬。目が覚めたか。お前が気絶する前のこと、覚えてるか?」


「俺が鉄の塊に最大の重力魔法をかけたすぐ後までは覚えてる。

それから……」


相馬は生徒が言っていた最後の言葉を思い出した。


「そうだ!あいつはどうなったんだ?」


「あいつってあの生徒のことか?あそこだ。」


そう言って稲森はある場所を指した。

相馬がその場所を見ると、地面に横たわっている生徒とその両側にはジードとグラードもいた。


「おい。そいつは死んでいるのか?」

 

相馬は正当防衛とはいえ、最後のとどめは全力で魔法をかけたのだ。ダメージも相当なものだろう。


「いや、死んではいない。もうすぐで目を覚ますと思うよ。」


「あぁーもう。うるせーなぁ。静かにしろよ!」


「あ、生き返った。」


「死んでねーよ。かってに殺すな。あと俺は負けてねぇからな。」


        

生徒が相馬が話し合える(言い争える)ぐらいに回復したことを確認したジードとグラードはこの生徒についてを話し始めた。


「まず、彼の名前は、花井亮介だ。」


「えぇぇ。花井亮介ってあの神に捨てられたっていうやつか?」


「相馬。神に捨てられたっていうのは本当か?俺は一度も聞いたことないぞ。」


ジードとグラードが花井亮介という名前を出した瞬間、相馬は反応したが、稲森は知らないようできょとんとしている。


「ああ。本当だよ。理由までは俺も知らないがな。」


「そうなのか。ジード様、グラード様。理由を教えてもらえますか?」


「本当は教えるのはダメなんだけどね。」


要約するとこうらしい。

・魔力量を目をつけて、神が花井を選んだ。

・魔力の制御を教えてもらっていた。

・しかし、魔力を制御出来なかったので、捨てられた

「そういえば、お前……花井だっけ?これからはどこで生活するんだ?」


「ああ。それはね、稲森君。彼には、ここに住んでもらおうと思っているんだ。」


「「えぇー!?本当ですか?」」


思わず、稲森と相馬の声がシンクロする。


「こんなやつと過ごすなんて嫌だぁー」


「それはこちらも同じだ。お前とは過ごしたくない。」


「あぁ?やんのか?コラ。」


「ああ。上等だよ。」


まだまだ騒がしい日常が続きそうだ。


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