ドリフ
にぎやかな駅前通りを抜け少し古びた家が立ち並ぶ一角にある町医者まで来た秋夫さん。
時間はもう午後9時半も回りとうぜん診療時間は終わっている、でも大丈夫二階は先生のお宅だから、インターフォンを押せば万事解決。
ピンポーン…………
診療時間外の常識のない行動だが、こちらも、ちんちんの事がかかっているため、意外と必死なのだ。
おや?反応がない…………
ピンポン、ピンポン、ピンポン…………
早くも寝てるのか?
ピンピピピンピンピン…………
リズミカルにチャイムを押してはみたが反応がない。
ドンドン…………
「先生~~~? 寝ちゃったのーーー?」
反応が無い、だから年寄りはイヤなんだ夜が早いし。
ドンドン…………
「先生~アレがアレなんですけどー …………」
何てこった、秋夫さんの、ちんちんの一大事なのに絶対に寝てるだろ…………
このまま、金玉も戻らず、おにんにんも一生ブルバーストしない人生を考えると、秋夫さんは不意に絶望感に襲われ涙を流しながら、崩れ落ちるように両ひざをつき
秋夫さんは、祈るように二階を見上げる…………
「助けてください! ちんちんが大変なんですけどーーーー!!」
突然、二階の窓が開き先生が顔をだし。
「うるせえーー 死ねーーー!」
oh……………………死ねって言われた…………
秋夫さんったら、医者に死ねって言われたよ。
「お前が死ねーーー!! 」
と秋夫さんの魂のシャウト!
「あんだって? とんでもねえ、あたしゃ先生だよ~」
「やかましいー! 下の病院を開けないと、ここでウンコすんぞコラっ!」
「脱糞だ!」
と先生も窓枠から体を乗り出し、ソウルから溢れるシャウト!
二階の先生が、往年の、し〇ら並みの、変なオジサンを始めた、腰のキレも手のミキシングもはんぱなくキレッキレな動きだ。
「ヒュー こいつはすげぇな、さすがだぜ!」
負けじと、秋夫さんも、加〇茶のちょっとだけよで対抗した、白熱したバトルが続き、近所のババアも見物にきた。
「こんな、熱いバトルを見るのも久々だわ………… でも、そろそろ先生のスタミナ切れね」
実況のババアが、つぶやくと同時に先生が、ガクンと膝をついた。
「はぁ はぁ はぁ…………………… 歳には勝てませんね」
「イヤ、やっぱり、ちんちん先生はスゲエわ」
しばらくして、一階の医院の明かりがつき、ドアが開いた。
「久しぶりだね、秋夫君こんな時間にどうしたのかな?」
「ちんちん先生、こんな時間にすんません」
「久しぶりに会えて嬉しいよ、気にしないで入りなさい」
さっき先生、死ねって言ってなかったけ…………
チリンチリンと院内に入ると、近所の子供の絵だろうか、ちんちんおじいちゃん大好きと書かれた似顔絵が飾ってあり、ここも変わってないなと、秋夫さんの心をほっこりさせた。
秋夫さんは、話が面倒になりそうなので異界の事をはぶいて、状況説明をして診断をしてもらったのだが。
「秋夫君、君は異界に入ったのかい?」
「えっ? 何でわかるの先生」
「君の金玉と体中の傷を見れば創造はつくがね」
先生はメガネを外し、秋夫さんに紅茶を入れてくれた
長話になりそうだな。
「秋夫君、私はね以前、軍医をしていたのだよ、異界への先発隊の補助で私も、あの作戦に参加してた」
「それで、先生は異界に入ったのか?」
「いや、その時は入ってない、私は補助だったから後方支援のために、異界の入口で待機していたから入っては、いないんだよ」
先生は秋夫に紅茶のおかわりを注ぎながら、どこか遠い記憶を見る様な目つきをしていた。
「異界について、先生は色々と詳しそうだな」
「医者とは言っても、私も異界研究者の一人だったからね、秋夫君は西村の手引きで異界に入ったのかい?」
「西村? ああ、おでん屋の親父さんね、何知り合い?」
「ああ彼も研究者の一人だからね」
ほほ~ん、まあ親父さんの口ぶりから何となくだが予想はしていた秋夫さん、親父さんは異界の事を喋りたがらないが、先生なら今までの疑問に答えてくれそうだ。
「んで、先生この謎玉みたことある?」
「蓄電乙型だね、詳しい内容は、…………そうだねリサイクル屋に行くといい、あそこなら私よりも詳しい人間がいるからね、話は通しておくから、心配いらないよ」
「リサイクル屋? この玉に詳しい人がいるのかい先生?」
「色々な現物を見ての話しの方が早いからね」
その後、先生からは、色々と異界について話してくれた。
先生自身も、ドイツの研究者と共に人工的に金玉を取り異界に入った事があると言う。
しかし、人口的に金玉を取り異界に侵入すると、異界を出る時に、脳に極度な負担がかかり、廃人かうまくいっても、シームラ症候群か、カートチャーン症候群にかかり、悲劇はさけられないとの事だ。
先生は運よく異界から出られたが、シームラ症候群にかかり、感情が高ぶると、抑えがきかなくなるらしい。
秋夫さんはの子供の頃には、ただの愉快な先生と思っていたが、事情を知った今は、悲劇でしかない。
せめて、いか〇や長介だったら救いもあったのだが…………
秋夫さんは溜息をつき紅茶に手をのばして喉を潤していたのだが、少し鼻がムズムズとする。
「ヘックシ!!」
ゴンっ!
と先生の頭にタライが落ちて来た。
「あにするだ~よ?」
先生は、シームラ症候群のスイッチがONしてしまい、髭ダンスを踊っている。
「やっぱ先生は、すげぇや、あっという間に、ここを土曜の夜八時にしやがった」
先生のキレッキレの髭ダンスがMAXになった時に、病院の壁がパタンまた一枚パタンと次々と倒れ病院は崩壊した。
俺が言っていいのか? ダメだこりゃ…………
アニメ、ドリフ〇ーズを見ましたが、まぎらわしいですね志〇も加〇も出ていないなんてがっかりです!