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パラノイア  作者: 颪金
17/22

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 始めに聞こえたのは、人の声だった。

「あなた、あなた! 目を覚ましたわ、先生を呼んで!」

 続いて、バタバタと走る音。


 そして。

「ひー君!」

 見知った人の声。

 その目で、その姿を捉え、思わず僕は泣いてしまった。

 母親と、その横に。

亜戸(アド)……」

 待っていてくれた―――。





 それから、数日が経過した。

 婚約者が病室に来ると、僕の姿は無かった。

 代わりに、枕にメモが置いてあった。

「ひー君!」

 病院の中庭でぼんやりと空を見上げていると、声が聞こえてきた。

 その姿を見て、笑みをこぼす。

「亜戸」

 僕の婚約者。フルネームは「亜戸(アド) 瑠璃(ルリ)

 学生時代のあだ名は、フルネームから取って「アドルフ」だったが、それは男性名という事もあり、僕には「アド」と呼ばせていた。彼女自身、アドルフというあだ名に、若干の抵抗があったらしい。

 ちなみに、「ひー君」というのは、僕の本名から取ったあだ名である。

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