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プロローグ

 アズレイという国があった。

そこは元々絶対王政であったが、今では民主的で賑やかな繁栄の象徴となるような都市であった。

国家の中心となるアヴールという街の外れ、利便性を求めてこの街に来た者には何の用事も無いような森の中。

そこには一軒の大きな屋敷があった。

しかし、アヴールに住む者ならばこの屋敷を知らぬ者は居ない、と言えるほど有名な屋敷であった。


「貴様! 何度言えば分かるのだ! 頼んだ本を持ってくる事もできない程、貴様は無能なのか!」

屋敷の一角、研究室で激怒するこの男。

この男の名はルイン、ある魔界を統べる魔王である。

「う、うるさいなぁ! こんだけ本だらけなんだから、普通は覚えられないよ! しかも、やたらと見た目が似てるし、私は内容を一切知らんのだから判別なんて出来るわけないだろ!」

この女の名はエレノア・グラント、人間からは勇者と呼ばれている。

何故この屋敷に魔王と勇者が当たり前のように居るのかはさておき、残念ながらこの二人はどちらも主人公ではない。

この屋敷にはもう一人の住人が居る。

その住人は人間の少女で、この二人の騒ぎの仲裁をしようとしている。

もっとも、止められそうにはないのだが。


その少女の名は……

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