【祝一周年】まぁ、こうなるな。≪終≫
自分の脳内会議……的な?
「――――って感じでですね、少々異世界系というか学校の怪談系というか……ハッピーでグロ感皆無の『コープスパーティー』的な? そんな夏に合う感じのもので、閉鎖的でホラーテイストな内容のものを描こうと思
「却下」
「――え?」
「却下、却下です。無理ったら無理です。そもそも俺にこんな超常現象に巻き込まれるようなファンタジーさないんですけど」
「…………あー、やっぱり?」
「やっぱりも何も」
「何も?」
「最初の導入からして荒唐無稽だし、この『状況』ってのよりもまず文法やら進行やらが意味不明だし。……何より」
「何より?」
「アイツらにこんな真似、というかこんな恥ずかしい恰好までして小説とかそういうのに扱われたくないんで」
「デスヨネー……」
「解ってたなら何でここまでその案件を持って来たんだ……」
「いやー思い付きで面白そうだったんで、ついねー」
「ついねー、って……馬鹿かお前は」
「はっはっは」
「……というかね、どうして俺が憤ってるか解ります?」
「と、言うと?」
「――何でわざわざアイツらの着替えとか描写しておきながら、中に入らず下着姿とか見せる展開にならないんだよっ!!」
「ほうほう」
「確かにね、アイツらが辱めを受けるのは嫌だけど……でもどうせ見せてくれるならもうちょっとこう羨まけしからんいいぞもっとやれな風潮に――」
「ほうほ――」
「――――へぇ。随分とまぁ面白い話してるじゃない?」
「…………………………、」
「…………………………、」
「あ、あはははは……流石のトール君でも、今回は擁護できない、かな」
「……さて。かく言う貴方達にも覚悟はありますよね?」
「『深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ』――つまりはそういう事ですね。兄さん」
「え、あ、ちょっ、待って! その熱く握った拳やら手に握りしめてウィンウィン音立ててる見るからに不穏そうな物体やらは何!?」
「――というか明日葉。なんで自分だけ貞子枠なんだ?」
「それは俺に言われましても――ってユッキー!?」
「ユッキー……? …………ほぉ。お前もそういう態度を取るのか、明日葉よ」
「…………えー。この場合は自分も……みたいだ、ね?」
「当たり前でしょっ!?」
「当たり前です!」
「当然ですね」
「仕方ないね♂」
「むしろ義務だろう」
「えっ、あ、あああっ…………
「「ア――――――――――ッ!!?」」
ザ・思い付きの真骨頂、いっその開き直りである。だからオチが夢落ちみたいなもんでも、会話だけなのも思い付き。仕方ないね♂
そんでもって、明日辺りからお盆っぽいのを割と長めに書きます。
……そ、の、ま、え、に。
次回で、色々含め丁度100話目ですって。わぁお。




