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幼馴染同盟 ~Are you BEST FRIENDs?~  作者: アオハル
02.Cold-en weaks _Do you know?_
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【番外編】08/31(1)

 < < 突 然 の 番 外 編 > >

 と、いうワケで一気に忙しくなって禿げそうな自分の軽い気分転換にお付き合い下さい。

 ……まぁ短いんですけどね。


「今日も雨か……?」

 カーテンの隙間から外を覗けば、舗装されたアスファルトの地面が水気で黒ずんでいた。夜中にでも降ったのだろうか。最近はすっかりと秋並みの冷え込みを迎え、以前は湿気が酷く感じた雨模様でも今日なんかは朝起きた時からかなりの寒さを身体が訴えている。

 今日は八月三十一日。

 あれだけあると思っていた夏休みも、気付けば今日で終わり。

 かなり遊んだような、まだ物足りないような。速いのか遅いのかも分からないままにとうとうこの日が訪れた気がする。

 天気の良い日にはみんなで海に行った。

 なんだかんだであのあとにプールも行った。

 クーラーが程よく効いた我が家で、涼しさにまったりしながらゲームに興じたりもした。

 その全てがもう随分と過去の事のように思う。

 当然と言えば当然なんだけど。

「昨晩ではなく今降ってるんですよ」

 はい兄さん、と俺が日頃使っているマグカップを手渡してくる。中には温かいココアが淹れてあった。

 さんきゅーと受け取って一口含むと、熱い甘味と仄かな苦みが舌を刺激した。

「今?」

「先程洗濯物でもと窓を開けて見たらポツポツと」

 猫舌のあまり灼かれたかのように感じてすぐさま口を離した俺は、ふーんと頷きながらどこか締まらないような気分になった。

 折角ならこういう最後の日には雲一つない綺麗な晴天であってほしかった。こうも曇りや雨だと、明日から平常運転になる憂鬱さが増し増しになりそうだ。新学期の全校集会ほど憂鬱なものはないけれど、それ以前に気温くらい落ち込みそうだ。グラフで描いたら昨日と今日でほとんど直角に推移してそうだ。

「あー、明日学校やだなぁ……」

「私が言わないであげたのに自分から言ってしまうとは……」

 日頃からダウナーな印象を与える妹の希も、そうは言いつつもどこかしんなりとした雰囲気を醸し出していた。

「ぁぁぁぁぁ……、学校やだなぁ……もっとダラダラしたいなぁ……」

「その発言、完全に夏休みの魔力にやられちゃってますね」

「そう言いながら俺に寄り掛かって眠ろうとするな」

 にゃあにゃあ言って頬ずりしてくる姿は猫のようで、つい頭を撫でたい衝動に駆られるが我慢我慢。実行したら最期、この妹は平然とした顔で調子に乗るからな。

「むにゃむにゃにゃむり……」

「寝るなっての」

 擦りつけてる顔に掛かっているサラサラとした黒髪を掻き分け、額をペチペチと軽く叩く。叩くたびに「んにゃっ」とか「いにゃっ」とかヘンな声を出してきて、ちょっと楽しくなってる自分がいる。

 何回目くらいだろうか。

「あ」

「ん?」

 マタタビを嗅いだ猫が正気に戻ったようにピントがようやく現実へと合った妹が、なんて事ないように尋ねた。



「……そう言えば、兄さんって夏休み中に宿題やったシーンとかありましたです?」

「    」

 小・中・高校生の方はこんな事にならないように気を付けて下さい。

 そんな番外編は明日まで続きます。なんとなく。



 話はガラッと変わりますが。時間に追いかけっこさせられて涙目な自分はラジオ感覚で録画し溜めたアニメを見てるワケですが、いやー『Charlotte』面白いですね!

 思わず帰り道にOPとED買っちゃいました、テヘペロ☆

 ……はーい、これ聞いて書くの頑張りまーす。

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