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022長老に報告

「グレンハート殿、緊急の要件だ」


そう言ったのは評議院長のヴァルトフェーラだ。


ここは評議院ではなく、普段通りの村内の長老の屋敷。


それだけ、緊急事態ということだろう。


「フェルミア連合軍が壊滅したという報せが入ってきた」


「な……!?ば、馬鹿な!?」


長老グレンハートは驚きを隠せずに叫んでしまった。


うぅむ、と呻くグレンハートを気にせずにヴァルトフェーラは続けた。


「原因は不明だ。しかし、フェルミア連合軍が破られたとなると、森林連合領も非常に危険。すぐに援軍を送らねば」


「しかし……」


「分かっておる。今、原因解明のため、全力で調査局、諜報局に動いてもらっておる。さらに森林連合軍も一先(ひとま)ず第三方面隊を送った」


ヴァルトフェーラは目を細めた。


「だが……」


「フェルミア連合軍を壊滅させるなんて何が起こったのでしょう?」


「恐らく、メラノ王国のバックに何者かが付いておるのじゃろう」


「魔族の可能性はありませんか?」


「うむ……」


二人は報告が来るまで待機することになった。



・・・・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

・・



「ヴィオラ」


シャラの声だ。

いつもの場所で訓練していると、シャラがこちらに近付いてくる。


魔力を纏いながらエルフの住居よりも高いところにある定位置に跳んできて、僕の隣に着地した。


あの細長い枝にだ。重量がないのかな……


シャラはにっこりと笑って言った。



「ここでやりましょう」



…………!!!


勘違いしそうなお言葉。


「えっ、なにを?」


「勿論、戦闘訓練よ」


あれ~?聞き間違えちゃった。今、何と?


「だから戦闘訓練よ」


あ、声に出してた。しかし、それ以上にここでどうやって戦うんだ?


「え?普通に戦えば良いじゃない?」


分かりました、もう良いです。あなたが規格外だということは十分伝わりました。







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