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020テルァナ兵

夜。闇に覆われた魔物の時間は獣人である人狼族の時間でもあった。



「ゴルカ。異常は?」


「見た通り、なしに決まってるだろ?」


「そんなの分かってるがよ、一応確認だ」


人狼族のイバンは相棒パートナーのゴルカに合流する。


二人の格好は兵士のそれだ。

身軽さを阻害しないような簡素な皮の鎧に、それなりに重さもあるであろう長剣ロングソードを付けていた。


テルァナ連合軍の兵士だ。


「それにしても、人間ゴブリン共も懲りないな」


ゴルカはイバンに暇つぶしという風に会話を振る。


「まさかまた攻めてくるなんて、だろ?」


「あぁ。信じられないよ。負けるって分かってるのに侵略してくるなんて」


ゴルカは大げさに驚いた風に言った。自分たちが勝つことは疑いようのない事実だ、とでも言うようだった。


イバンは一応警戒を続けながらもゴルカに返す。


「所詮はゴブリン、そういうことだろ」


イバンはふっ、と馬鹿するように吐き捨てた。

人間を軽蔑しているようだ。


「子供が出来たばっかりなのによ」


糞が!と悪態をつくイバンにゴルカはまぁまぁと落ち着かせる。


「何人だっけ?」


「0歳の男と5歳の女だ」


「ほぉ……」


「スハイツとニーナと名付けた。今度紹介してやるよ」


「是非そうしてくれ。可愛いものは大好きだ」


ゴルカはイバンに言う。


「ま、今回の戦も楽勝だな」


「あぁ」


二人は無言で警戒を続ける。




だが、何故だろうか?



人狼族の優れた感覚でも、それ(・・・)……の接近には気付けなかった。




ぐさっ。



「え?」



イバンは目を疑った。



何故ならたった今喋っていた相棒パートナーの胸から剣が生えていたからだ。



そして、いつの間に接近を許していたモノは剣も抜かずに一瞬でイバンの懐に潜り込んだ。



抵抗する時間もなかった。



「がっ」



視界は暗転した。

『キャラクター紹介』


イバン【Iban】

テルァナ連合軍兵士の人狼族。


ゴルカ【Gorca】

テルァナ連合軍兵士の人狼族。


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