登場人物の紹介(随時更新。ネタバレを含むので、最新話まで読んでから目を通して下さい)
○クリス(24) Chris
黒髪灰青色の瞳。美貌の痩躯の青年。傍若無人でひねくれた性格故、周囲に甚大な被害を及ぼす事もしばしば。
○アレクシス=キルヒナー(15) Alexis=Kirchner
金髪青色の瞳。クリスの小姓。彼の被害を受ける第一の人間。
○フェルディナント=ブラウンシュヴァイク(32) Ferdinant=Braunschweig
茶髪緑色の瞳。無口で有能なクリスの執事。その能力は謎に満ちている。
○コンラート・シルヴェスター・フォン=グートシュタイン(24) Konrad・Silvester・von=Gutstein
亜麻色に金の房が混じった髪に、紫水晶の瞳の持ち主。相手を問わず発揮する色気はもはや凶器。両刀遣いの色男である。クリスが彼を嫌悪するのは寄宿舎時代に、彼の本命はクリスだという噂が流れ、彼もそれを否定するどころか面白がって助長する発言をしていた事に起因すると思われる。名門グートシュタイン侯爵家の三男。
○ハルトムート=クナープ(37) Hartmut = Knab
帝都の治安維持を担当する部署に所属する。階級は中尉。強面で高圧的な態度だが(本人は密かに悩んでいる)理性的でなかなか頭も切れる赤髪赤眼の男。
第一幕《逝ける王女に捧げる舞踏曲》
○デリア=コルネリウス(20) Delia=Cornelius
茶褐色の髪と同色の瞳の華やかな造作の女性。奇妙な夢と自分の奇癖を相談に来たクリスの依頼人。国内でも有数のコルネリウス商会の一人娘。
○エドヴァルト・フォン=オッポルツァー(25) Edward・von =Oppolzer
褐色の髪に淡緑色の瞳の美丈夫。子爵家の次男。知的な性格のデリアの婚約者で、現在は商会代表の下で学び、彼女との結婚後商会を継ぐ予定になっている。
○ハーゲン=コルネリウス(55) Hagen=Cornelius
デリアの父親でコルネリウス商会の代表。娘と同色の髪と瞳を持つ一見人の良さそうな好人物だが、その経営手腕はさすがのもの。一筋縄ではいかない人物。
○テレジア=コルネリウス(43) Theresia=Cornelius
赤銅色の髪を持つ美しい夫人。デリアの母親。天真爛漫な性格だが、娘を一番に心配している。
○イングヒルト ・フォン=エッケルマン(19) Inghild・von=Eckermann
デリアの友人。黒髪に緑色の瞳を持った退廃的な空気を纏う美女。男性との関係が派手なことで有名。
○グレーテ・フォン=ツァンパッハ(18) Grete・von =Zampach
デリアの友人。茶髪に琥珀色の瞳の甘い空気を持つ小柄な女性。しかし隠してはいるがその外見に似合わず性格はかなり強か。
○グンドルフ・エーデルトラウト・フォン=アイブリンガー(53) Gundolf ・Edeltraud・von= Aiblinger
7年前の大規模な戦での多大な功績が認められた‘英雄’。現在では軍を牛耳るまでの権力を持っているが……。
○エンマ=コルネリウス(享年12) Emma= Cornelius
デリアの双子の妹。身体が弱く、幼くして事故によって命を落とす。彼女の死がデリアの異常に関係があるというが……。
第二幕《烏の脚の上の家》
○ヴィルギル=バイエル(37) Virgil=Beyer
黒髪赤眼。学者の家系に生まれ、他の家族と同様に様々な分野の知識が豊富。主に考古学に傾倒しているが、芸術品にも造詣が深い。芸術に関する著書をいくつか執筆した経験もある。その縁でモルゲンシュテルン公爵家が所蔵の品を公開する場に招かれたが……。
○ゲルト・イルムガルト・フォン=アイブリンガー(42) Gerd・Irmgard・von= Aiblinger
‘英雄’の同腹の弟。彼亡き後、侯爵家当主に。黒髪黒目。
○ヨハンナ・フォン=アイブリンガー(41) Jahanna・von= Aiblinger
ゲルトの妻。大人しやかに見えるが、強かな面も持つ。茶髪褐色の目。
○オスカー・フランツィスカ・フォン=フォイゲ(38) Oscar・Franziska・von=Feuge
帝国に3家ある公爵家、うちが一つオイレンブルク公爵家の遠戚。伯爵家当主。公爵の右腕的存在。黒髪青目。
○マルガリータ・フォン=フォイゲ(35) Margarita・von=Feuge
オスカーの妻。黒髪藍目。
○サシャ・フォン=ショーンベルガー(32) Sacha・von=Schonberger
子爵。事業の一つとして画廊も営む。茶髪青目。
○コンスタンツェ・フォン=ショーンベルガー(34) Konstanze・von=Schonberger
前子爵の一人娘。遠戚のサシャを婿に迎える事で子爵夫人となる。金髪青目。
○ライヒアルト・アデライーデ・フォン=ヴァールブルク(24) Reichardt・Adelaide・von=Warburg
帝国に3家ある公爵家うちが一つ、ヴァールブルク公爵家の人間。金髪灰青色の瞳。ヴァールブルク公爵家は皇室の血を濃く引き、貴族の中で最も高貴な一族と言えるが、その全貌は一族の末端にしても定かではない。当主さえも表に出ない謎の一族だが……?
○カロリーネ・フォン=タールベルク(27) Karoline・von=Thalberg
黒髪灰青色の瞳。ライヒアルトの連れとしてモルゲンシュテルン公爵家を訪れた。ライヒアルトと同様にヴァールブルク公爵家の人間。外見は妖艶な美女だが、理知的な性格。
○イズベルガ・フォン=ボールシャイト(20) Isberga・von=Bohlscheid
モルゲンシュテルン公爵夫人の遠戚の女性。女性にしては長身痩躯な中性的な美貌を持つ。金髪榛色の目。
○ツェツィーリア・フォン=デーベライナー(15) Cacilia・von=Dobereiner
コンラートの連れとしてモルゲンシュテルン公爵家を訪れる。赤毛青目の華奢で小柄な少女。
○カスパル・ロスヴィータ・フォン=モルゲンシュテルン(47) Kaspar・Roswitha・von= Morgenstern
茶髪緑目。帝国に3家ある公爵家うちが一つ、モルゲンシュテルン公爵家当主。冷酷で神経質な性格。
○ゾフィー・フォン=モルゲンシュテルン(32) Sophie・von= Morgenstern
カスパルの異母妹。イレーネの代わりに今回の主夫人を務める。数年前に夫を亡くし、現在は未亡人。そのため普段は公爵家本邸近くの別邸に住む。茶髪緑目。
不精ものの作者でして、家名と爵位名が一致していますが、突っ込まないで下さい。
音楽を題材にしている(?)ので、某SF小説の影響によって憧れていたゲルマン風の名前に全人物決定。覚え難い……。




