(16)ドナーってこんな
<あとがきのようなもの>
…………な、長かった。
ドナー生活も長かったのだが、わりにこのエッセイもずるずると伸びてしまい、正直途中で焦ってしまった。連載も間隔が開いてしまい、たいした内容でもないのに気をもたせる形となり、申し訳なく思う。
本当は、ドナーの問い合わせが来た段階で、ブログでリアルタイム中継を考えていたのだ。
ところが、誰が誰に骨髄提供したか分かってはいけないため、日時・場所などをインターネット上で公表するのはアウトなのだという。こういうのは鮮度が大事だと思うのだが。
おかげで、大量にメモや封筒や言いたいことを溜め込んだ、ドナー生活となってしまった。
このエッセイの主目的は、残念ながら骨髄移植への理解や骨髄バンクの普及のためではない。
ドナー選ばれちゃったぜ的な自慢話でもない(そう捉えられていたら申し訳ないが)。
滅多に起こりえないだろう経験に対する、純粋な自分自身の揺れの記録のつもりだ。だから、ものすごくわたし視点に拠っているし、自分が認識しているつもりで間違った事実がときとして挟まっているかもしれないという危険がある。
書くにあたり、もういちど調べ直して勉強したが、そういった意味で不正確な情報を読んだ方に与えてしまったのであれば、深くお詫びして訂正する次第である。
なにしろ作者がいい加減なので、いろいろと感動をないがしろにした記録ではあったと思う(とりあえず事件が起こりすぎだ)。
だがこれを読んで、たとえば骨髄バンクの登録を検討している患者さんやご家族が、少しでもドナーというものを身近に感じてもらえたら。
他人に骨髄提供をするなんてドナーは大丈夫なのかと思う方の肩の荷をひとつ降ろせたら。
まあ、この駄文も多少なりとも役に立ったのではないかと考える。
そんなところだ。
* * *
せっかくの公の場所なので、この場を借りて謝辞を述べさせていただく。
説明係のK先生、担当医師のN先生。入院中のA先生。看護師のみなさま。最終同意の弁護士先生。某整形外科の皆さま。
なにより骨髄バンクのコーディネーターKさん。
長い間お世話になりました。いろいろいろいろありましたが、大変貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。おかげさまですっかり復調いたしました。
相手の患者さま、これからの道のり、がんばってご家族と一緒に歩んでいってください。これまでを耐えられたのであれば、きっと大丈夫だと信じています。
そして家族、友人たち、職場の皆さま。カイロの先生。ブログで意味不明の叫びに付き合っていただいた、ぶろ友さま。
いろいろと気にかけて配慮をしていただき、ありがとうございました。みなさまの助けがなければ、七ヶ月半を乗り切ることはできませんでした。本当にいい人たちに巡り合えた幸運を身に沁みて感じています。
なんのお腹の足しにもなりませんが、感謝をもってこの短いエッセイを捧げます。
最後に、このエッセイに目を通してくださったみなさまへ。
お時間を割いていただきありがとうございます。少しはお暇つぶしになれたでしょうか。
骨の髄まで楽しんで、とはいきませんが、多少なりともご笑覧いただたら幸いです。
それでは、今度は普通の雑記でお会いしましょう!
2012年師走
鴇合コウ拝
* * *
【追記】
最大重量は、努力の結果-3.5kgを達成いたしました(現在もずるずると微減量継続中)。BMIは21.3! やったぜ、イエーイッ!!
……あ、そこ。身長から逆算して体重求めないようにね? 分かっちゃっても、胸の内におさめておいてくださいね??
美容体重にはまだ辿り着けていないので、次回からはきっと「ワークアウトってどげな?」がはじまる…………かもしれない。(たぶんはじまりません。笑)
読了ありがとうございました!




